三菱重工長崎 ルーキー堀が攻守で救世主

[ 2009年8月22日 06:00 ]

<三菱重工長崎・王子製紙>4回2死二塁、右前に先制適時打を放つ三菱重工長崎・堀

 【都市対抗野球 三菱重工長崎4―1王子製紙】三菱重工長崎は7番・右翼のルーキー堀が4回2死二塁から先制右前打。「まっすぐを初球からいけた。初めて東京ドームでプレーをしたけど緊張せず、楽しめました」。8回も貴重な追加点となる中前打など3安打2打点だ。さらに守備では5回1死一、二塁からの右前打で本塁へストライク送球。憧れの選手であるイチローばりのレーザービームで同点の危機を救った。中大では昨年主将を務めて08年秋の6季ぶり東都リーグ1部復帰に貢献。元巨人投手の高橋善正監督から「謙虚に自分が一番下手だと思って練習をし、試合では自分が一番うまいと思ってプレーしなさい」の教えを叩き込まれた。昨年は都市対抗、日本選手権出場を逃したチームをルーキーが引っ張る。

 ≪王子製紙 ドラフト候補・川口が2失点敗退≫王子製紙は早大準硬式野球部出身という異色のドラフト候補左腕、川口が先発も4、5回にいずれも2死から失点。昨年準優勝チームの初戦敗退とあって「昨年悔しい思いをして1年間、この日のためにやってきたのにチームに申し訳ない」とうなだれた。打線もわずか4安打で1点しか奪えず、藤田監督は「昨年は昨年で今年は今年という気持ちで頑張ってきたが、予想以上に打てなかった」と話した。

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2009年8月22日のニュース