粘り強く戦ったが…県立校に優勝候補の“壁”

[ 2009年8月22日 17:51 ]

中京大中京27年ぶり!4強出そろう

 【都城商2―6中京大中京】左右の両エースが打たれ、打線も中軸が沈黙した。優勝候補の中京大中京に真っ向勝負を挑んだ都城商がベスト8で敗退した。河野監督は「粘り強く戦ってくれた」と涙のナインをねぎらった。
 前日はDVDデッキ3台を使って、相手を研究した。10時間も画面と向かい合った選手もいたが、力の差は埋められなかった。3、4番が無安打で、得点圏に走者を進めたのは1回と4回だけだった。4番の内田は「打撃を崩された。内角の変化球に対応できなかった」と唇をかんだ。
 右腕新西は1回、いきなり3ランを浴びた。4回から救援した左腕藤本も7回に3、4番に連続適時打を許した。警戒していた中軸に4本の長打を含む7安打と打ち込まれた。捕手の米良は「コースを突いてもしっかり振ってきた」と力負けを認めるしかなかった。
 部員のほとんどが地元出身。28年ぶりに出場した県立校の8強進出は誇れる成績だ。「智弁和歌山や中京大中京という有名校と戦えた。最後まで全力でやり切った」と内田。最後は赤い目で胸を張った。

続きを表示

2009年8月22日のニュース