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何が(どんな仕事)したいかがわからない・・・の対処法

[ 2021年9月11日 12:00 ]

◆【23卒体育会学生に読んでほしい!】何が(どんな仕事)したいかがわからない・・・の対処法
コロナ禍の拡大で秋シーズンのスケジュールが変更や、仕方なく試合を辞退したりなど、これまで予期できなかった様々な事象が起こっています。4年生は最後のシーズンとなるので、何とか無事に終えられるように願っています。3年生(23卒)は主力メンバーとして4年生をサポートしながら、部活へ費やす時間も多くなっていると思います。一方で、就活の方も「どんな業界がいいのか」、「どんな企業なのか」など徐々にできることから始めているとは思いますが、体育会学生からは、「自分はなにがしたいかわかりません」「何にむいてるのかわかりません」などという声をよく聞きます。小学校の頃からスポーツ(競技)中心の生活をしてきた訳ですから、当然と言えば当然かもしれませんね。そんな体育会学生が焦らず進めていくためのヒントを説明していきます。

◆どんな仕事をしたいかわかりません
就職って言われても、ピンとこない・・自分には何が向いているのか、特にやりたいこともわからないという学生の方が多いのかもしれませんね。そもそも情報が足りてない(調べていない)ですよね。知らない情報については判断できません。例えば、どこか海外に旅行にいきたいとなったとき、皆さんがいきたい国をすぐにあげてもらっても数カ国しかあげられないのではないでしょうか?国連の加盟国は193カ国あります。それは193カ国の情報をもっていないからです。就活においても同じです。まずは最初にやることは情報収集です。本屋さんで調べるもよし、インターネットで検索するもよし、聞いたことある会社からでも、何を?どんなことを?している会社なのだろう。○○業界ってどういう仕事だろうと調べてみることから始めてみましょう。そこで色々と情報収集しながら、少しでも興味が湧いた業界や企業をチェックしておきましょう。まずは自己分析をしっかりと行い、自分の適性を図るためナビサイトなどの適性検査を利用しながら、興味と価値観などを明確にして方向性を決めていきましょう!

◆自分の軸は変化していくもの
新卒で就職をして、適職にめぐり会えるという人の方が本当にごくわずかではないでしょうか。おおよその人は仕事をやってみて、やりながらその仕事が好きになっていくと思います。企業の大小に係わらず、仕事を実際にやってみて「うまくいった」「うまくいかなかった」と色々な経験をしながら変わっていくものです。そういう意味では、就活をしていた時点での軸と未来の軸というのは、違って来ると思います。人は日々成長しています、成長=変化することですので、軸が変わるのは当然のことなのです。ここまでで言いたいことは、方向性を見つけることは大切ですが、あまり決めつけすぎないことが重要だと思います。色々と調べていくと興味がある業界・企業というのが複数出てくるかもしれませんが、複数の軸があってもいいと思います。

◆大切なポイントは?
各企業の採用担当者は、受験のように学力の高い低いだけで決めるものではありません。この学生は自分の会社に合いそうだ、活躍してくれそうだという目線で選考をします。自分の判断だけで軸を固定し過ぎると、自分が見えてる(見てる)範囲だけで就職を決めてしまっているということになり、就職してからこんなはずではなかった・・などとミスマッチな結果になりやすいような気がします。自分だけではわからないことを知るには、OBやOGに仕事の話しを聞いてみるなど、社会人の人といろいろ話しをしていくのが一番いいかも知れません。ただ、体育会学生は体育会の先輩からの話だけではなく、体育会以外の社会人から話しを聞いてみるようにしてください。体育会の先輩たちが就職していない業界・企業などの話しを聞くことで、自分の世界が広がると思います。

◆さいごに
オックスフォード大学の研究で「好き」を仕事にした人は長続きしないという研究結果があります。それはトラブルなどがあった際に、こんなはずではなかったなどと理想(想像)と現実のギャップが大きく、リカバリーが難しいからだそうです。先程も述べましたが、働いてからその仕事が好きになるということの方が圧倒的に多いです。完璧に理想通りの仕事はほぼないということを知り、就職して合うように変化していくことが、自己成長に繋がります。決めつけすぎないで、色々な業界・企業をみて、自己成長のために視野を広げてほしいと思います。

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