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【22卒】就活に出遅れた体育会学生必見!「まだまだ間に合う挽回法」

[ 2021年4月20日 12:00 ]

「部活に没頭してて・・」「オフはゆっくりしてしまった・・」「えっ、みんなそんなにやってるの!?」など、これまで就活の方を少しのんびりとしていた体育会学生も少なからず、いるのではないでしょうか?リクルートキャリアによると4月1日時点での内定率は28.1%となっており、コロナ禍であってもここまでは、例年と比べても遜色ない状況となっています。出遅れていると思う体育会学生でも、この時期であれば、さすがに何社かにエントリーをしているのではないでしょうか?もし、何もしていないということであれば、ハッキリ言って相当の出遅れている状況です。そんな体育会学生に出遅れを取り戻せる方法をお伝えします。

◆まだ間に合う、でも業界によっては厳しい
政府が決めた情報解禁日は3月1日、面接開始は6月1日からとなっています。ただ、このスケジュールを守っている企業は最早存在しないと言っても良い状況となっています。ほとんどの企業が、それより前の夏・冬インターンなどを通して優秀な学生を探し出し、本選考とは別の早期選考に招待したり、そのまま内定を出したりしています。もっと早く動き出して夏から冬のインターンで結果を出せていれば、早期選考ルートに乗れたかもしれないし、今ごろは内定の1つももらえていたかもしれませんでした。しかし、そうした早期選考では採用枠のすべてを確保しきれないので、たいていの企業は枠の一部はすで埋まった状態で、3月以降に残りの採用活動を行います。ですから出遅れてはいるけれども、今からしっかり取り組んでいけば、ほとんどの業界では「まだ間に合う」状況なのです。ただし、外資系企業やベンチャー企業などは本選考が早く、既に内定出しを終えている企業も多くあります。そうした採用活動の早い業界を希望する場合は、完全に出遅れとなっているケースも考えられます。

・やはり自己分析は重要
就活で早期に内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。既に出遅れているところで、自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。そういう状況だと、先行している学生には敵いません。自分の事をしっかり理解して、自分の意思を決めて、ある程度ターゲットを絞った上で臨むようにしましょう。

◆就活が出遅れているリスクと注意点
1.志望業界によっては採用が終わっている?
冒頭にも記載しましたが、外資系やベンチャーでは採用活動が早く、残念ながら手遅れになっているケースも考えられます。既に就活シーズンに突入しており、すでにどこでも好きな企業に挑戦できる段階ではなくなっているということは、覚悟しておきましょう。また業界に関わらず一部の人気企業の中には、インターンに参加していないと本選考に進めない企業もあるので注意が必要です。

2.周りとの状況で受かりにくい可能性がある
就活の出遅れは、その分周りの就活生と実力の差がついてしまい、選考で受かりにくくなるというリスクがあります。なぜなら、すでに就活を始めている学生は、早く取り組み始めた分だけスキルや能力、知識などを蓄えている状態となっているからです。インターンや早期選考を経験している学生は、だいたい何を聞かれるか分かって準備していて、人前で話をすることに慣れおり、社会人マナーや立ち居振る舞いも身についています。彼らは業界に関する知識も深く、しかも堂々としているので、出遅れた体育会学生は横に並んだ時にどうしても差をつけられてしまうのです。ですから就活に出遅れてしまった体育会学生は、ライバルたちとの差がすでに開いてしまっていることを覚悟しなければなりません。彼らの引き立て役とならないために、体育会学生の特徴を活かし、自分をアピールすることで出遅れを取り戻す必要があります。

3.就活が長期化する可能性がある
就活に出遅れているからといって、自己分析や業界研究が不十分なまま慌てて見切り発進すると、かえって就活が長期化するリスクが高いです。自己分析や業界研究が不十分だと、仕事選びの軸や企業選びの軸といった自分が就活をする上での方針がブレやすくなり、迷いが生じやすくなります。軸がしっかりしていないと、志望業界自体を変更して初めからやり直す羽目になったり、途中で自分の目指すべき方向が分からなくなったりと、結局出遅れた時間以上に就活が長期化してしまうのです。

4.スケジュールを詰めすぎない
就活に出遅れたという意識があると、「早くどうにかしなきゃ」という焦りからスケジュールを詰め込み過ぎてしまいますが、これは失敗の原因となるので注意が必要です。たとえば面接を同日にいくつも詰め込んだりすると、次の面接のことが気になってしまい、今受けている面接に集中できなくなることがあります。最悪なパターンは、面接と面接の時間間隔を十分余裕をとらなかったために、前の面接が押してしまい、後の面接に遅刻することです。どんな理由があろうと面接に遅刻する時点でかなり評価が下がりますが、それだけでなく前の面接の最中は時間が気になって仕方がないでしょうし、後の面接では遅刻したことによる動揺で実力が発揮できなくなります。せっかく複数の選考に挑んでいるのに、そんな状態ではどちらも不完全燃焼となり、結局どちらも不合格となってしまうでしょう。それに面接はただ企業の人に会って話をすればいいというものではなく、しっかり自分をアピールして合格するためには、面接を受ける一社一社に対する準備が欠かせません。就活に出遅れたからと言って1日に何社も面接を詰めてしまうと、そもそも遅刻などしなくても、準備不足から合格の可能性が低くなってしまうのです。就活の出遅れは焦りを生み、焦りは就活を雑にしますが、雑な就活から内定には結びつきません。たとえ実際に就活に出遅れていたとしても、自分のやるべきことを冷静に見極め、1つ1つ丁寧に対応することが大切です。

◆出遅れを取り戻す挽回法
1.自分の目指すべきゴールを明確にする
就活に出遅れてしまった体育会学生がまず優先してやらなければならないことは、自分の目指すべき就活のゴールを明確に定めることです。就活は競技ではないので、いかにライバルに打ち勝ち、たくさんの内定を獲得するかは重要ではありません。就活で大切なのは自分の納得できる内定を取ること、つまり本当に自分が長く働いていけると思える企業=自分に合った企業から内定をもらうことです。そのためには、まず時間がかかっても自己分析や企業・業界研究を徹底し、自分の目指すゴールを明確にする必要があります。徹底した自己分析によって自分を掘り下げ、自分に向いている仕事は何か、自分の目指すべき方向性、就活の軸を定めましょう。初めは時間がかかっても先に確実なゴールを設定することが、結局は就活成功への近道です。

2.説明会やイベントに参加し、積極的に企業と接触する
就活に出遅れてしまった体育会学生は積極的に説明会やイベントに参加してください。まだ志望先が絞れていないときは、複数の企業・業界を同時に比較できるので、合同説明会に参加するのが効率的です。ある程度絞れてからは個別の説明会などに参加すると、その企業・業界への理解がもっと深まります。現時点でかなり出遅れてしまっている体育会学生は、とにかく企業と直接接触できる機会を持たなければなりません。

3.焦りは禁物
就活は経験を積めば積むほど勝手がわかってきて、雰囲気にも慣れ、反省と改善を繰り返しながら良くなっていくものです。そのためには、とにかく企業と接触する機会を増やして、どんどん場数を踏みましょう。1社ずつ結果が分かってから次に進んだのでは、先に就活を始めた学生に実力が追いつくまでに時間がかかってしまいます。出遅れを取り戻すためには、短期間に経験を積めるように常に複数の企業と接触を持って、同時進行で取り組んでください。そうは言っても、出遅れを取り戻そうと焦った気持ちは失敗を招くため注意が必要です。出遅れを何とかしようと焦って過度にスケジュールを詰め込み過ぎるのはよくありません。出遅れを取り戻すために、複数の企業と同時進行で接触していくことは基本ですが、無理のない範囲で行うことが大切です。出遅れてしまったからこそ、落ち着いて無駄な動きを避け、1つ1つ丁寧に就活することを心がけてください。

◆最後に
就活といえば、社会に出るための大きなイベントであることは間違いありません。しかし、就活がゴールではありません。社会に出るためのスタートです。就活をゴールに設定してしまうと企業の入ったことで満足してしまい、その先(入社後)に「考えていたのとは違った」など、つまずいてしまうことがあるかもしれません。この就活の機会を通じて、「どういう風になりたいか」「自分に何ができるか」など、これからの長い社会人人生を考える機会と捉えてみれば、案外といい方向に進めるのではないでしょうか。まずは今置かれている状況を把握し、自分が何から始めるべきなのか考えてください。慌てず自己分析と企業・業界研究を徹底し、自分の目指すゴールを明確にしてから取り組むことが、結局は内定獲得への近道です。我々はそんな体育会学生の皆さんを応援しています。是非、頑張って乗り越えていきましょう!

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