【柔道】出口クリスタが妹のケリーと同時に現役引退「現役としての柔道人生に満足」カナダ代表でパリ五輪金

[ 2026年3月24日 11:37 ]

引退会見を行った柔道女子57キロ級の出口クリスタ(右)と52キロ級の出口ケリー姉妹(撮影・前川 晋作)
Photo By スポニチ

 柔道女子57キロ級パリ五輪金メダルの出口クリスタ(30=日本生命)と女子52キロ級の出口ケリー(27=日本生命)姉妹が24日、現役引退を同時に発表し、都内で会見を行った。

 クリスタは「自分の意思で現役を退くことができることを幸せに思います」とコメントし、引退を決断した理由に「パリ五輪で金メダルという目標を達成して、現役としての柔道人生に満足できたからここが引き際かなと。もう一度柔道したいという気持ちにならなかった」と話した。

 今後の活動については「日本で生活してカナダ代表という特殊な経験をしているので、国際交流や海外で柔道を広めることもやっていきたい。どうやってここまでやってきたかというストーリーを子供たちに伝えていけたら」と伝えた。

 長野県塩尻市出身の出口クリスタは長野・松商学園高1年時に52キロ級で全国高校総体を制し、3年時には57キロ級でグランドスラム(GS)東京大会3位に入るなど高校生時代から国際大会で活躍。日本の強化選手として五輪出場を目指すも、シニアの大会ではなかなか優勝に届かなかった。

 山梨学院大3年時の2017年1月、父の母国であるカナダ国籍を選択。高校生の頃から誘われていたカナダ代表で東京五輪を目指すことを決断した。2018年の世界選手権で3位に入り、翌2019年には世界選手権初優勝。東京五輪代表入りは確実な情勢だったが2021年世界選手権は5位に終わり、カナダ国内でライバルだったクリムカイトが同大会で優勝したため東京五輪出場を逃した。

 2023年の世界選手権で4年ぶり2度目の優勝を果たすと、その後1年間にGS5大会で優勝。念願の五輪出場を決めた。そして2024年パリ五輪でカナダ柔道界初の金メダルを獲得した。

 出口ケリーは、姉のクリスタとともに松商学園高―山梨学院大を経て日本生命に所属。姉と同じくカナダ国籍を選択し、パリ五輪には女子52キロ級カナダ代表として出場した。同大会では、1回戦で日本代表の阿部詩に敗れた。

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2026年3月24日のニュース