【柔道】元世界女王の朝比奈沙羅 3年ぶり10度目の全日本選手権出場権獲得「自分の価値を高めたい」

[ 2026年3月16日 08:15 ]

<柔道東京都女子選手権>4回戦、大森恵花(左)に判定勝ちを収めて準々決勝進出を決めた朝比奈沙羅(撮影・前川 晋作)
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 柔道全日本女子選手権(4月19日、横浜武道館)の予選を兼ねた東京都女子選手権が15日、東京武道館で行われた。体重無差別で争われ、昨年全日本選抜体重別選手権78キロ級3位などの実績を持つ杉村美寿希(22=東海大4年)が優勝。上位8人が全日本選手権の出場権を獲得した。今大会は全日本選手権と同じルールのため、5分(決勝のみ8分)の試合時間内に決着がつかない場合は旗判定で勝敗を決定。また、組んだ状態からの足取りも認められた。

 78キロ超級で2021年世界選手権覇者の朝比奈沙羅(29=フクデン&グリップ)が3位に入り、全日本女子選手権の出場権を獲得した。2回戦から登場し、3試合連続判定勝ち。準々決勝は、昨年グランドスラム東京大会78キロ級3位の泉真生(29=コマツ)が欠場したため不戦勝となった。準決勝は、昨年の全日本選抜体重別選手権78キロ級準優勝の長谷川瑞紀(25=JR東日本)と対戦。互いに技によるポイントはなく、判定で敗れた。

 全日本女子選手権では、15歳だった2012年に初出場して3位。2017年に優勝を果たし、他にも準優勝1回、3位が計3回などの実績を残してきた。今回が3年ぶり10度目の出場となる全日本女子選手権。「本戦に出たいというのが第一目標にあったのでよかった。10回出るのは偉業だと思うのでかなえたかった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 独協医大の医学生として勉学にも励んでおり、昨年は十分に練習が積めていない状態で出場して初戦敗退。現在練習拠点としている栃木・作新学院高で昨年9月頃から本格的に練習に励み、独協医大ラグビー部の練習にも参加するなどトレーニングを積んできた。国際大会の出場は2023年9月のグランドスラム・バクー大会を最後に遠ざかっており、五輪や世界選手権の代表争いは考えられていないという。それでも「朝比奈沙羅という人間を確立したい。子供たちに憧れられるように、自分の価値を高めたい」と現役を続けながら医師も目指す独自の道を歩むことを誓った。「全日本で良い試合をしたいのが今の一番の目標です」。元世界女王が3年ぶりに全日本の舞台へ帰ってくる。

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