全国高校相撲選抜大会 モンゴル出身の“怪物”サンチルガリデが今季2冠 団体戦は鳥取城北が3連覇

[ 2026年3月16日 11:39 ]

鳥取城北高のサンチルガリデ(25年8月撮影)
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 全国高等学校相撲選抜大会(新人選手権大会)が14~15日、高知市の高知県立春野総合運動公園相撲場で行われた。高知県での開催は今年が最後。来年からは、東京・両国国技館での開催が予定されている。

 大会1日目に行われた個人戦無差別級は、モンゴル出身のチョローンバートル・サンチルガリデ(鳥取城北2年)が頂点に立った。身長1メートル90を超える巨体と懐の深さを生かした相撲で勝ち進み、決勝は元大関・琴光喜の長男で昨年の全国高校総体8強の田宮愛喜(埼玉栄2年)と対戦。右四つに組み止めて豪快な上手投げで退けた。サンチルガリデは昨年の全国高校総体で3位に入り、直後の全国高校十和田大会で初めての個人優勝。今年1月の全国高校選抜弘前大会でも優勝を果たした。2年時の十和田で初タイトルを獲得して新シーズンの弘前と選抜の2大会連続優勝は、同じく“規格外”の取り口でかつて圧倒的な強さを誇った鳥取城北高の大先輩・イチンノロブ(のちの関脇・逸ノ城)と同じ経歴。高校相撲界に新たな怪物がその名を轟かせた。

 大会2日目は体重別の個人戦と、1日目の団体予選を勝ち抜いた優秀32校による決勝トーナメントが行われた。個人戦80キロ級は、宮崎湧悟(熊本農1年)が優勝。決勝は昨年全国高校総体準優勝の山野邉玲優(茨城・東洋大牛久1年)との1年生対決となり、足を取られたところを突き落としで下した。100キロ級は、昨年3位の田島千照(岐阜農林2年)が優勝。決勝は昨年全国高校総体準優勝の益山虎大(鹿児島実2年)と対戦し、相手の左腕を引っ掛けて後ろについての送り倒しで破った。田島の兄は、一昨年の当大会80キロ級覇者でのちに世界ジュニア選手権も制した田島徳文(現トヨタ自動車)。兄弟で体重別の高校日本一に輝いた。

 団体戦は、鳥取城北が3年連続6度目の優勝。今大会個人優勝のサンチルガリデを軸に、同3位の冨山大翔、昨年全国高校総体8強の川崎永遠(2年)を加えた磐石の布陣で勝ち進んだ。1月の全国高校選抜弘前大会優勝の埼玉栄は、1回戦で拓大紅陵に1―2で敗れた。

 ▽個人戦無差別級 準々決勝
冨山大翔(鳥取城北2年) 寄り切り アディテヤ(高知・明徳義塾1年)
サンチルガリデ(鳥取城北2年) 引き落とし 藤谷奏斗(和歌山・箕島2年)
田宮愛喜(埼玉栄2年) 押し倒し 竹澤光(埼玉栄2年)
尾川蓮太(熊本農2年) 押し出し 中村大海(埼玉栄2年)

 ▽準決勝
サンチルガリデ 寄り倒し 冨山大翔
田宮愛喜 すくい投げ 尾川蓮太

 ▽決勝
サンチルガリデ 上手投げ 田宮愛喜

 ▽個人戦80キロ級 準決勝
宮崎湧悟(熊本農) 上手ひねり 古村斗和(富山・高岡向陵)
山野邉玲優(茨城・東洋大牛久) 突き落とし 渡辺泰斗(静岡・飛龍)

 ▽決勝
宮崎湧悟 突き落とし 山野邉玲優

 ▽個人戦100キロ級 準決勝
田島千照(岐阜農林) 上手投げ 城戸豪大(東京・日体大荏原)
益山虎大(鹿児島実) 送り出し 松井遥海(大阪・近大附属)

 ▽決勝
田島千照(岐阜農林) 送り倒し 益山虎大

 ▽団体戦 準々決勝
拓大紅陵(千葉) 3―0 飛龍(静岡)
鹿児島実 3―0 文徳(熊本)
鳥取城北 3―0 高岡向陵(富山)
向の岡工(神奈川) 2―1 海洋(新潟)

 ▽準決勝
拓大紅陵 2―1 鹿児島実
鳥取城北 2―1 向の岡工

 ▽決勝
鳥取城北 3―0 拓大紅陵
○サンチルガリデ 引き落とし 鴻田匠汰 
○川崎永遠 押し出し 澤和輝 
○冨山大翔 寄り切り 牧鷹山 

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