【フィギュア】マリニン心痛「幸せな思い出さえノイズで汚されてしまう」 選手らへの誹謗中傷深刻

[ 2026年2月17日 09:58 ]

<ミラノ・コルティナ五輪 フィギュアスケート>練習するイリア・マリニン(撮影・小海途 良幹)
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 ミラノ・コルティナ冬季五輪のフィギュアスケート男子で8位となったイリア・マリニン(米国)が日本時間17日までに自身のインスタグラムを更新し、複雑な心境を吐露。ネット上での中傷を受けていることも示唆し、心配や応援の声が寄せられた。

 マリニンは自身が氷上で演技する動画をアップし「世界最大のステージにおいて、外見上最も強く見える者たちでさえ、内面では見えない戦いを繰り広げているかもしれない」と投稿。

 「最も幸せな思い出さえも、ノイズで汚されてしまう可能性がある。下劣なネット上の誹謗(ひぼう)中傷は心を攻撃し、恐怖がそれを暗闇へと誘う。たとえどれほど必死に終わりのない圧倒的なプレッシャーの中で正気を保とうとしても」と心ない声に悩んでいることを示唆した。

 「それらが積み重なり、その瞬間が目の前を次々とよぎり、必然的な崩壊に至る」と結んだ。

 世界王者の肩書きをひっさげ、団体でSPとフリーの両方に出場して米国の金メダル獲得に貢献した。だが、続く個人戦はSPで首位発進しながら、13日のフリーでジャンプの転倒が相次ぐなどミスを連発。大きく順位を落とし、初の五輪は8位に終わった。

 フォロワーからは「心の健康について公に話してくれてありがとう」「アスリートのメンタルヘルスについての意識と共感を高めてくれてありがとう」「あなたはあなたのままで十分ですよ」「わたしたちはあなたをサポートします」などのコメントが寄せられた。

 選手らへの誹謗を巡っては、13日、「TEAM JAPANミラノ・コルティナ2026 中間記者会見」で伊東秀仁団長は選手らに対する誹謗中傷に関して「毎日、想定以上の件数の対応に追われている」と説明。今大会で日本オリンピック委員会(JOC)は、ミラノ・コルティナ五輪の出場選手らを誹謗中傷から守るための特別チームを設置。担当者によると、12日現在で削除申請数が1055件、削除を確認したのが198件になっているという。

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