【リーグワン】神戸のWTB松永寛汰がBL東京FBの兄・拓朗に公式戦初勝利 「やっと勝ててうれしい」

[ 2026年2月15日 20:19 ]

ラグビーリーグワン第8節   神戸34―33BL東京 ( 2026年2月15日    秩父宮ラグビー場 )

神戸の松永寛太はBL東京の兄・拓朗に公式戦初勝利
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 神戸に、リーグワン創設後ではBL東京戦初勝利をもたらした2トライを挙げたのは、WTB松永寛汰(22)だった。BL東京戦の勝利は2020年2月(0―57)以来、6年ぶり。7戦未勝利(1分け6敗)の負の歴史に、やっと終止符を打った。

 デーブ・レニー・ヘッドコーチ(HC)は「前半は素晴らしいパフォーマンスだった」と開始からの速い出足のディフェンスで圧倒した展開を勝因の1つに挙げた。3連続トライで20―0と優位に試合を進めた。

 後半も、6分にSO李承信(25)の右へのキックパスにドンピシャで走り込んだ松永のトライで先手を取る。粘るBL東京に同28分に27―28と逆転を許したが、再度、流れを引き寄せたのが松永だった。

 後半26分にLOトゥイオティ(33)がラック内で足を使い、BL東京のSH杉山優平(28)のノックフォワードを故意に誘ったとしてイエロー。悪い流れの中、同30分、左30メートルのラインアウトモールからの右展開で、SOガットランド(30)の長いキックパスを右隅で松永がキャッチし、そのままインゴールまでに走りきった。

 32―28とした逆転トライを松永は「インサイドがいい仕事をしてくれた」と2本の正確なキックパスを供給した2人のSOに感謝した。「ポジショニングの準備はできていた。練習したことをゲームで出せた」と振り返った。

 チームは、後半34分のCTBレイナートブラウン(30)のイエロー(故意のノックフォワード)で13人となる窮地をしのぎ、リーグワンでのBL東京戦初勝利。松永は「リーグワンでは勝てていなかった。今季は優勝が目標なので、大事な通過点」と話したが、自身にとっても特別な勝利となった。

 BL東京FBの兄・拓朗(27)には、公式戦で勝ったことがなかった。ソフトボールから一緒にラグビーに転向し、大産大高ではともにプレーした。兄は天理大に進学したが、松永は筑波大を選び、ここから1歳違いの兄弟対決が始まった。

 「定期戦で1回だけ勝ったことがある。でも、公式戦では負け続けてました」。リーグワン入り後も、ともに試合に出た直接対決では、6戦全敗。7戦目での公式戦初勝利に「やっと勝てた。うれしかった」。後半6分のトライは、カバーにきた兄をかわした。同30分のトライは、足をつって治療中だった兄の横を走り抜けた。「前で倒れてましたね」といたずらっぽく笑った。

 チームと兄弟、ともに負の連鎖を断ち切った神戸は、7連勝で3位をキープし、4位BL東京に勝ち点で8差をつけた。社会人リーグ時代から東西の雄として争ってきた伝統チーム。1万3156人が詰めかけた1点差の緊迫の試合には、過去と現在の物語が濃密に詰まっているようだった。

 ▼BL東京・松永拓朗 (弟には)初めて負けた。悔しさもあるし、無駄なトライを与えてしまった。秩父宮は土が軟らかくて、足をつってしまった。

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