【モーグル】杉本幸祐が斬る 堀島が見せた“男気”世界最高難度の技を唯一成功も…完成度が点数の差に

[ 2026年2月13日 14:04 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪 第6日 フリースタイルスキー 男子モーグル決勝 ( 2026年2月12日    リビーニョ・エアリアル・モーグルパーク )

エアーを決める堀島行真(撮影・小海途 良幹)
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 決勝で「コークスクリュー1440」を繰り出したのは、銅メダルを獲得した堀島行真選手ただ一人でした。大舞台で世界最高難度の技にトライする“男気”にあふれた滑りだったと思います。難易度で世界を引っ張っていくという気持ちが伝わってきました。通常ならスピードを落として第2エアに入るところ、トップスピードのまま突っ込んでいけるのも堀島選手の凄いところです。

 ただ難易度が高い分、完成度で点数が伸びませんでした。飛ぶ方向が少し右へずれ、着地でバランスを崩してしまいました。それでも人より1回転多く回っているので、細かいミスが起きるのは仕方ないとも思います。上位3人の中で、タイムは堀島選手、エアは銀メダルのキングズベリー選手(カナダ)、ターンは金メダルのウッズ選手(オーストラリア)がそれぞれトップでした。採点の60%を占めるターンが良いと全体のバランスも良くなる。タイム、エア、ターンの3つをミックスさせなければならないこの競技の神髄が現れた結果になりました。

 次はデュアルモーグルですが、一番の違いはゲートが開くまで自分のタイミングでスタートできないところ。滑る本数も増えて集中力がより求められますが、堀島選手はそれらに左右されず金メダル最有力候補です。
(22年北京五輪代表、デイリーはやしや所属現役スキーヤー)

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