【スノボHP解説】青野令氏 銅の小野光希、女子では誰もやっていない連続技がメダルにつながった

[ 2026年2月13日 17:20 ]

スノーボード女子ハーフパイプで銅メダルを獲得し涙する小野光希(撮影・小海途 良幹)
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 スノーボード女子ハーフパイプ決勝が12日(日本時間13日)に行われ、2大会連続出場の小野光希(21=バートン)が85.00点で自身初となる銅メダルを獲得した。五輪初出場の清水さら(16=TOKIOインカラミ)が4位、工藤璃星(16=TOKIOインカラミ)が5位。22年北京大会銅メダリストの冨田せな(26=宇佐美SC)は9位だった。選手で2度、コーチで2度と計4度の五輪経験を持ち、今大会はスポニチで解説を務める青野令氏(35)が4人の技を解説した。

 【解説】小野選手のメダル獲得の要因は、4、5発目のキャブ900(逆スタンスでおなか側に2回転半)からスイッチバック540(逆スタンスから背中側に1回転半)につないだ連続技でした。12人で唯一成功させた非常に難度の高い連続技で、全体的に高さやグラブ、クリーンさもありました。今大会のジャッジの傾向として、技の高さや独創性、グラブの評価が重視されています。女子では誰もやっていないつなぎができたことが、メダルにつながったと思います。

 私自身、4年前は代表コーチとして小野選手と関わりました。当時印象に残っているのは、決勝で3回とも転倒した後、泣きながら「練習にたくさん付き合ってくれたのに申し訳ない。次は必ずやり返します」と言ってくれたことです。決勝1回目は小雪が舞う難しい条件でしたが、高さを落とさずに滑りきり、精神面でも大きな成長を感じました。

 16歳の2人は、技を出し切れなかったことが、メダルを逃した要因でした。ただ清水選手は2回目まで転倒し、プレッシャーのかかる3回目にしっかり決めた精神力の強さに、大きな伸びしろを感じています。工藤選手も3回目に4発目の技の回転を上げる挑戦をしました。決まっていたら違う結果になっていたことでしょう。持ち味の魅せるスノーボードはしっかりアピールできており、2人とも4年後が楽しみです。

 冨田選手は公式練習で転倒し、腰を強打しました。踏ん張りが利かない中、攻めきれずに悔しい結果となりましたが、2回目にルーティンを通したのはさすがでした。(10年バンクーバー、14年ソチ五輪代表、18年平昌、22年北京五輪代表コーチ)

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