【スノボ】平野歩夢 ホワイト氏絶賛の奇跡的な回復とパフォーマンス 鬼気迫る滑りで7位で決勝進出

[ 2026年2月13日 01:30 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第6日 スノーボード 男子ハーフパイプ予選 ( 2026年2月11日    リビーニョ・スノーパーク )

男子ハーフパイプ予選でエアを決める平野歩
Photo By 共同

 男子ハーフパイプ予選は11日、リビーニョ・スノーパークで行われ、4大会連続出場で22年北京大会王者の平野歩夢(27=TOKIOインカラミ)が85・50点の7位で、13日(日本時間14日)の決勝進出を決めた。1月17日のW杯第5戦決勝で転倒し、腸骨と鼻骨の2カ所を骨折してから25日。超人的かつ奇跡的な回復とパフォーマンスに、観戦した五輪3度の王者ショーン・ホワイト氏(39=米国)も手放しで賛辞を贈った。

 予選を無事通過した安心感がそうさせたのか。平野歩は珍しく、ヘルメットやニット帽、バラクラバを全て脱ぎ、自慢のドレッドヘアを解放。終始笑顔で取材ブースを回った。「いい状態をつくれない中で五輪を迎えてしまったので、予選を通過できるかできないかは凄く大事だった」

 一時は五輪出場が絶望視されたケガから25日。家族をはじめ、多くのファンが見守る中、鬼気迫る滑りで、連覇へ望みをつないだ。

 1位のジェームズが94・00点を叩き出し、2位の戸塚ら複数人がトリプルコーク1440を放った史上最高レベルの予選。「痛みがある上でだったので、やりたいこととは違う形になった」とケガ前の予定ルーティンよりも難度を落としたが、1回目に83・00点。2回目は今季習得した逆スタンスで背中側に横3回転半する技を組み込んだルーティンで得点を上乗せし、骨が折れた状態とは思えないパフォーマンスを見せた。

 魂の滑りを誰よりも絶賛したのが、かつてのライバルで、スノーボード界のレジェンドであるホワイト氏。予選後に声を掛け、ケガの状態などを気にかけていたようで「ケガを押してだろ?本当に感動的だし、感情を揺さぶられたよ」と絶賛した。

 決勝は中1日を挟んだ13日。「悔いのない滑りをできれば。それが一番、自分の思いとしては強い」。ライバルたちが、さらに高難度、高回転の技を投入してくることは必至だが、簡単に引き下がる気はさらさらない。

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