【黒岩敏幸の目】終盤失速しても銅メダルの高木は調子上向き オランダ勢は想定以上に速かった

[ 2026年2月10日 12:20 ]

高木美帆(撮影・小海途 良幹)
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 高木自身も認める完敗だったが、とにかくオランダの2選手が速かった。今回のリンクでは前日までの女子3000メートル、男子5000メートルで五輪新記録が出ていたので、高木が北京五輪で出した1分13秒19の五輪記録を上回る1分12秒7~8台を出す選手はいるかもしれないと思っていたが、優勝したレールダムの1分12秒31には驚いた。

 高木は最初の200メートルを全体2位の17秒61で入り、200~600メートルも27秒を切る26秒96で悪くなかった。ただ同走のレールダムが26秒10で想定以上に速かった。あれだけ離されるレースを見たのは久しぶりだ。そこで焦って、滑りのタイミングが崩れたのかもしれない。200~600メートルと600~1000メートルのラップタイムの落ち幅はいい時には1秒6ぐらいに収まるが、2秒4まで広がってしまった。

 それでも1分13秒台でまとめてメダルを獲得したのはさすがだ。今季前半の不調から立て直し、調子は上向いている。北京五輪では3000メートルの6位から始まって最後の1000メートルで金メダルを獲得した。今回はレース順が変わって、最初の1000メートルで銅メダル。大会の中で調子を上げていける選手だし、悔しさでスイッチが入ると思う。最終種目の本命の1500メートルへ向けてはいい流れをつくれるかもしれない。(92年アルベールビル五輪男子500メートル銀メダリスト)

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