【有森裕子の目】驚いた矢田みくにの粘り トラックとの二刀流も可能

[ 2026年1月26日 05:30 ]

大阪国際女子マラソン ( 2026年1月25日    大阪・ヤンマースタジアム長居発着42・195キロ )

全体4位でゴールする矢田みくに (撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 抜かれても抜かれてもまた抜き返す。絶対に最後まで諦めない。矢田さんの走りは本当に凄かったです。あんなに粘る選手は初めて見ました。彼女が主戦場にしていたトラックはスピード勝負で、長丁場のマラソンとはまた違う独特のきつさがあります。そこで長年、切磋琢磨(せっさたくま)してきた経験が、最後の大事なところで生きたのでしょう。

 ランニングフォームは奇麗だし、とにかくバランスがいい。だから故障の心配がない。練習の時からいろいろ考え、肩甲骨や股関節の動きにまで気を配って常に進化を求めている。なかなかそういう選手はいません。

 もちろん、怖いもの知らずの初マラソンだったからこそここまで攻められたということはあるでしょう。でも、心強いのは本人がそれをちゃんと理解していること。これからもマラソンとトラックのどちらかに絞るのではなく、それぞれのいいところをミックスさせながら両方続けていくことも十分可能だと思います。今後が本当に楽しみです。 (五輪2大会連続メダリスト)

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2026年1月26日のニュース