早田の4連覇阻止!張本美和が初V “三度目の正直”に涙

[ 2026年1月26日 05:30 ]

卓球 全日本選手権シングルス最終日   張本美 4-3 早田 ( 2026年1月25日    東京体育館 )

女子ジングルスで初優勝した張本美和(撮影・須田 麻祐子)
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 男女の決勝が行われ、女子は高校2年生の張本美和(17=木下グループ)が4連覇を狙った早田ひな(25=日本生命)を4―3で下し、初優勝を飾った。3年連続で同じ対戦カードとなり、リベンジを果たして頂点に立った。男子は高校3年生の松島輝空(18=木下グループ)が篠塚大登(22=愛知工大)を4―0で退け、2連覇を達成した。

 1年前に悔しくて号泣した張本美が、今度はうれし涙を流した。3年連続で迎えた早田との決勝。過去2大会で阻まれてきた壁を乗り越えた瞬間、両手を突き上げて喜んだ。最終第7ゲームにもつれ込んだ激闘を制し、初めて立った頂点。「本当にうれしくて…」。場内インタビューで声を詰まらせ「2年連続2位で、凄く凄く、優勝したい気持ちがあった」と感慨に浸った。

 窮地に立たされ、一時は放心状態だった。第6ゲームで10―6とし、あと1ポイントで優勝という状況から大逆転を許した。流れを完全に手放し「この試合は終わった」と沈んでいたが、再びコートに立つと、気持ちは奮い立った。「勝っても負けてもラスト1ゲーム。思い切ってやるしかない」。迎えた第7ゲーム。序盤から強烈なドライブなどでポイントを重ね、粘る早田を振り切った。

 女子で高校2年生の優勝は、18年の伊藤美誠以来。今月18日が母・凌さん、前日24日が父・宇さんの誕生日で、両親への最高の贈り物にもなった。「優勝をプレゼントしたかったので本当にうれしい。今日は一緒にお祝いしたい」。ジュニアの部で4連覇を達成し、一般の部でも念願の初優勝。涙が乾いた後には最高の笑顔で観衆の拍手に応えた。

 ≪ひな粘るも及ばず≫早田は史上4人目となる4連覇を逃した。第6ゲームは6―10から粘りを発揮し、6連続ポイントで逆転。第7ゲームへと突入したが、最後は振り切られた。自身よりも世界ランキングで上回る張本美について「パワーが他の日本選手とは比べものにならない」と実力を認めた上で「そういった存在がいることは大きい。まだまだ負けていられない」と続けた。

 ≪松島輝 高校生連覇 史上2人目≫松島輝が水谷隼以来となる史上2人目の高校生連覇を達成した。最大のヤマ場は張本智和(トヨタ自動車)との準決勝。日本男子エースとのフルゲームの激闘を制すると、篠塚大登(愛知工大)との決勝はストレート勝ちを収めた。「張本選手に勝って優勝というのは一番、価値がある」と喜び、今後に向けては「(26年は)いいスタートができた。(世界ランキングで)5位以内を目指したい」と抱負を口にした。

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