伯乃富士 昭和以降3人目の4場所連続金星 天覧相撲に歓喜「陛下に見ていただけるだけで光栄」

[ 2026年1月19日 05:10 ]

大相撲初場所8日目 ( 2026年1月18日    両国国技館 )

<大相撲初場所8日目>大の里(右)を押し出しで破る伯乃富士(撮影・須田 麻祐子)
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 20年初場所14日目以来の天覧相撲で、平幕・伯乃富士(はくのふじ)が、横綱・大の里を力強く押し出し、昭和以降3人目の4場所連続金星を挙げた。天皇、皇后両陛下と長女愛子さまが観戦される中、先場所の雪辱を果たした。横綱・豊昇龍は平幕・大栄翔にはたき込まれ、新大関・安青錦も関脇・霧島に寄り倒されて2敗目を喫した。天覧相撲で横綱、大関総崩れは蔵前国技館で初めて実施された1955年夏場所以降初となった。

 伯乃富士が“特別な一日”の主役になった。立ち合いから低く当たり、左を差した。「昨日からずっとイメージしていて、その通りにいった。低さを意識した」と先場所敗れた大の里に電車道で快勝。4場所連続の金星は昭和以降で土佐ノ海、北勝富士に次ぐ3人目の快挙で「陛下に見ていただけるだけで光栄。結びで横綱に勝ててうれしい」と喜びをかみしめた。

 憧れだった。師匠だった元横綱・白鵬の白鵬翔氏も経験した天覧相撲。「花道から入ったときに陛下の顔を見て、テレビで見ていた光景だなと思った」。前日に続く結びの一番で大歓声を浴び、「普通じゃできない経験をさせてもらった」と感慨に浸った。

 今場所から、しこ名を改めた。昨年の九州場所後に師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)と相談し「預りという形で(伊勢ケ浜部屋に)入ったけど、俺の弟子だから」と熱い言葉をかけられ改名を決意。地元の鳥取県の旧国名「伯耆国(ほうきのくに)」などに由来する旧しこ名の「伯桜鵬」から「伯」の字を残した。「この名前で強くなりたいという思いでやっている」。新しこ名で早速存在感を放った。

 昨年12月の冬巡業を「右上腕二頭筋腱長頭断裂」で全休。伊勢ケ浜親方から「休んでケガをしない体をつくろう」と言葉をかけられ、体づくりに着手した。トレーニング前のサプリメント摂取など師匠の現役時代と同じような生活リズムに変え、「前は朝稽古で15番ぐらい取るとくたくたになったけど、稽古の終わりになっても体力が残っている」。昨年の秋場所から体重が5キロ増え、力強さに磨きがかかった。

 今年の目標は、先場所で果たせなかった新三役昇進と幕内優勝。「その日その日で切り替えている。明日に集中します」。22歳の「令和の怪物」が後半戦もインパクトを残す。

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