【スノボ】荻原大翔が優勝 初の五輪出場確実に 初の大舞台へ意欲「7回転出したい」 W杯BA最終戦

[ 2025年12月15日 04:41 ]

スノーボードW杯ビッグエア第3戦 ( 2025年12月13日    米コロラド州スティームボートスプリングズ )

男子ビッグエア決勝 ジャンプする荻原大翔
Photo By 共同

 決勝が行われ、男子は1月の冬季Xゲーム覇者の荻原大翔(20=TOKIOインカラミ)が180・25点で今季初勝利、通算3勝目を挙げた。2位には木村葵来(きら、21=ムラサキスポーツ)が入り、日本勢がワンツーフィニッシュ。2人は全日本スキー連盟(SAJ)が定めるミラノ・コルティナ五輪派遣基準の最上位項目を満たし、初の代表入りを確実にした。女子は鬼塚雅(27=ISPS)が優勝し、W杯の種目別優勝も決めた。

 名前のごとく、キッカーから大きく翔(はばた)いてクリーンな着地を決めると、パンッパンッと手を2度打った。勢い余って緩衝材に激突したが、「ヨッシャー!」と興奮は収まらない。1回目は着地が乱れる失敗、2回目に5回転技で85・50点を出して迎えた最終3回目。背中側に5回転半する大技を決め、優勝とともに初の五輪切符をもぎ取った。

 「本当に最高な気分。しっかり自分のパフォーマンスを最大限発揮できて良かった。1本目でミスをしてしまったけれど、立て直してやりたいことを完璧に決められた」

 人呼んで「スピンマスター」。9歳の時に世界最年少で3回転技に成功し、その快感に酔った。その後もひたすら回転数を求め、22年4月には6回転を世界初の成功。今年1月の冬季Xゲームでは、午前中に右手を骨折した状態で「初めてトライした。イメージはできていた」という6回転半技に成功して優勝。出場を確実にした五輪では「7回転を出したい」ともくろむ。

 五輪イヤーの今季は、W杯過去2戦で決勝にすら進めなかったが、攻めの姿勢を貫き、同い年で昨季W杯種目別王者の長谷川帝勝らに先んじて切符をつかんだ。「年末年始は休んで、また頑張りたい」と荻原。本番でも飛んで回って、金メダルをつかみ取る。

 ◇荻原 大翔(おぎわら・ひろと)2005年(平17)7月19日生まれ、茨城県牛久市出身の20歳。両親の影響で3歳でスノーボードを開始。17年にプロ資格を獲得し、21年の全日本選手権BAで初優勝。23年10月にW杯BAで初優勝し、W杯通算3勝。今年1月の冬季Xゲームで世界初の横6回転半技を決めて初出場初優勝、9月にはギネス世界記録に認定された。スタンスはレギュラー。憧れの選手はマーク・マクモリスとマーカス・クリーブランド。

 ▽スノーボード・スロープスタイル(SS)ビッグエア(BA)の五輪派遣推薦基準 24~25年、25~26年の2シーズンのW杯、世界選手権が評価対象で、3段階の基準を設定。今大会まで対象の最上位項目は「SSベスト3とBAベスト2のFIS(国際スキー・スノーボード連盟)ポイントの合計上位者男女各2人。ポイントの最低1つは25~26年シーズンのもの」と定められ、荻原と木村葵が満たした。女子でも今大会不出場の村瀬心椛(TOKIOインカラミ)と深田茉莉(ヤマゼン)が確実に。日本の出場枠は男女ともに最大4人で残りの代表は来年1月19日以降に決まる。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2025年12月15日のニュース