【フィギュア】りくりゅう 涙の奪冠!今季世界最高225.21点でGPファイナル3季ぶり金「うれしい」

[ 2025年12月6日 05:30 ]

フィギュアスケート グランプリファイナル第2日 ( 2025年12月5日    名古屋市・IGアリーナ )

GPファイナル第2日、ペア・フリー、演技をする三浦璃来・木原龍一組(撮影・小海途 良幹)
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 ペアでは昨季世界選手権優勝の“りくりゅう”こと三浦璃来(23)木原龍一(33)組(木下グループ)が今季世界最高となる合計225・21点で3季ぶりの頂点に立った。来年2月のミラノ・コルティナ五輪の前哨戦でフリー自己ベストの147・89点をマークした。6日は男女フリーが行われる。

 演技を終えると、木原は三浦に両手を合わせて謝るしぐさを見せた。高得点が出て初めて表情が緩む。三浦は「日本の地で私たちらしい滑りができて、本当に心からうれしい」と目を潤ませた。

 序盤の3連続ジャンプで木原にミスが出た。終盤のスロー3回転ループでは三浦の着氷が大きく乱れた。それでも「最後まで諦めてはいけない」と木原。迫力あるリフトやスピンは全て最高難度のレベル4を獲得。映画「グラディエーター」の重厚感あるサウンドに合わせて滑るフリーで自己新記録。合計点は今季世界最高得点を0・01点上回った。

 シーズン折り返しの頂上決戦は、いつも学びをくれる。初優勝した22年は重圧の中で自分たちの演技を貫く重要性を胸に刻み、同一シーズンで主要国際大会総なめを達成。2位だった昨年はミスが相次ぎ、結果を求めすぎた木原は高い理想と現実の差に絶望。自分たちが日々成長していく楽しさを見失っていたことに気づき、2度目の世界選手権優勝までV字回復した。五輪前哨戦の今大会を制し、木原は「自信になった。(五輪で)表彰台に戻りたい思いも出てきた」と話した。

 19年7月のトライアウトで運命的に出会った名古屋で見せた熱演。今大会に向け、始まりの場所である「邦和みなとスポーツ&カルチャー」で事前調整も行った。2人の道のりを確認し、いよいよシーズン後半に向かっていく。「結成した地でファイナルを優勝でき、素晴らしいものになった」と木原。五輪金メダルの最有力候補が上昇気流に乗った。(大和 弘明)

 ≪りゅう元同僚観戦「優勝おめでとう」≫木原の元同僚が応援に駆けつけた。木原の元拠点で19年に4カ月ほど貸靴コーナーでアルバイトをしていた「邦和みなとスポーツ&カルチャー」を運営する東邦ガス不動産開発株式会社の飯岡裕輔さん(34)らが現地観戦。優勝の瞬間を見届けた飯岡さんは「無事、演技を終えて良かった。本人は課題を見つけながらの結果だと思いますが、優勝おめでとう!と伝えたいです」と感慨深そうに語った。

 ▽ミラノ・コルティナ五輪代表選考 各3枠の男子と女子は全日本選手権の優勝者が自動的に代表入り。2人目は全日本2、3位やGPファイナルの日本勢上位2人、全日本終了時点で国際スケート連盟(ISU)公認のシーズン最高得点の上位3人から選ぶ。3人目は全日本終了時の世界ランキングや日本スケート連盟独自の国際大会ポイント上位3人などを選考対象に加える。2枠のペアは全日本1、2位と全日本終了時の世界ランキング、シーズン最高得点の最上位から総合的な判断で選出。

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