今季限りで引退の樋口新葉 最後のNHK杯で万感の涙「滑り切れてよかった」右足の痛みに負けず今季ベスト

[ 2025年11月8日 20:05 ]

フィギュアスケート・GPシリーズ第4戦NHK杯最終日 ( 2025年11月8日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<フィギュアNHK杯最終日>女子フリー、演技を終え涙する樋口新葉(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートGPシリーズ第4戦のNHK杯が8日、大阪・東和薬品ラクタブドームで行われた。

 女子フリーでは今季限りでの現役引退を表明している北京五輪団体銀メダルの樋口新葉(24=ノエビア)が登場。中盤でジャンプの失敗はあったが、フリーで115.12点。合計168.27点で、ともに今季自己ベストだった。

 演技後には、氷上に倒れ込むほど全身全霊を注いだ。右足を痛めている中での演技。込み上げるものをこらえきれず、涙を流して万感の表情を見せ、会場の拍手に手を振って関西のファンに“別れ”を告げた。

 樋口は演技が終わると「昨日のショートでジャンプでもミスをしたり、自分の中で不安が残るような演技になってしまったが、きょうは気持ちを切り替えて頑張ろうと思っていたので、それが演技に出てよかった」と胸をなでおろした。

 演技後に立ち上がれなかったことを聞かれると「完ぺきな状態ではない中での試合。不安が残った感覚で臨んでいるので、滑り切れるかという不安や、前回の試合のことがよみがえってくる感じもあったので、何とか滑り切れてよかった」と明かす。

 負傷した右足の痛みを隠しながらの出場だったが、「来週の試合に向けて、良いスタートが切れた。まだ試合が続くので、恩返しできるような結果を残したい」とファンにも誓った。

 前日のSPはジャンプで課題が出るなど53.15点で10位。「練習よりも緊張して、あまり体が動かなかった。(痛めている右足について)練習では痛みがないように感じたので、できるかなと思ったが、ちょっとタイミングがずれてしまった」と語っていた。

 今季で勝負の銀盤を離れるだけに、NHK杯もラスト舞台。「特別な思いを抱かないようにしている」と平常心を強調しつつ「日本で滑れる大会。応援を受け取って、力に変えて頑張りたい」と意気込んでいた。

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