今季で引退の坂本花織 若手台頭許さない「もうあと数カ月待って(笑)」今季世界最高点で4度目V

[ 2025年11月8日 22:35 ]

フィギュアスケート・GPシリーズ第4戦NHK杯最終日 ( 2025年11月8日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<フィギュアNHK杯最終日>女子フリー、伊藤みどりさん(手前)からメダルを掛けてもらう坂本花織(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートGPシリーズ第4戦のNHK杯が8日、大阪・東和薬品ラクタブドームで行われ、前世界女王の坂本花織(25=シスメックス)が、2年連続4度目となる優勝を飾った。4度目の優勝は、日本女子では浅田真央にならぶ歴代2位タイ。歴代1位は伊藤みどりの6度となっている。

 坂本は「愛の讃歌」に乗り、前半のコンビネーションジャンプも成功。ダイナミックな演技を見せ、ジャンプも全て着氷して、ガッツポーズで充実の表情を見せた。会場は総立ちとなるスタンディングオベーションで祝福し、坂本も手を振って応えた。フリーは150.13点で合計227.18点と、ともに今季世界最高得点となった。

 優勝後の取材で坂本は、若手の台頭についてふられると「そりゃ負けたくないですよね。まだ次世代に譲るのは、もうあと数カ月待って、と思ってます」と笑いながらも“女王の座”は譲らないと宣言した

 GPシリーズ第1戦のフランス大会では、中井亜美(17=TOKIOインカラミ)がGP初出場で初優勝。また、第3戦スケートカナダでも千葉百音(20=木下グループ)が制するなど、若手の台頭が目立っていたが、坂本はこれに“待った”をかけた。

 今季世界最高得点を出したことについては「フランス杯で自分らしいスケートができなかったことが悔しかったので、このNHK杯でリベンジできて、凄くうれしい」と笑みを浮かべ、最後は「五輪でしっかり結果が残せるようにしたい」と宣言した。

 坂本はシーズンに入る前に今季限りでの現役引退を表明。来年2月のミラノ・コルティナ五輪が集大成となる中、GPシリーズは10月17~19日の第1戦フランス大会で2位となった。シーズン序盤で合計224・23点を出しながらも頂点に届かず、心に火がついた。

 「自分が2位になるときは、いつも意味のあることが多い。まだまだ取りこぼしもあったし“気を抜いている場合ちゃうぞ”と」。帰国して4日後には息つく暇なく全兵庫選手権に出場。過密日程による疲労を感じても、実戦を重ねて入念に調整してきた。

 開幕前に味わった極度の緊張も乗り越え、自身にとってラストとなるNHK杯を優勝。兵庫出身の坂本にとっては、地元・関西での舞台で、五輪代表選考で重要な位置付けとなるGPファイナル進出を決めた。

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