鍵山優真 日本男子初の3連覇「悔しさ8割」不満顔も「思い切り楽しもう」で後半修正 ミラノ五輪へ弾み

[ 2025年11月8日 18:20 ]

フィギュアスケート・GPシリーズ第4戦NHK杯最終日 ( 2025年11月8日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<フィギュアNHK杯最終日>男子フリー、演技をする鍵山優真(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートGPシリーズ第4戦のNHK杯が8日、大阪・東和薬品ラクタブドームで行われ、男子は22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(22=オリエンタルバイオ・中京大)が優勝した。鍵山は日本男子初の大会3連覇となった。

 編曲を重ねたこだわりのフリー「トゥーランドット」を熱演。SPではミスが出て0点だったスピンも修正した。今季GP初戦を勝利で飾り、来年2月のミラノ・コルティナ五輪へ向け、一つ弾みをつけた。

 優勝が決まると鍵山は「最終滑走で緊張したが、自分としては最後だから思い切り楽しもう、と。少しミスはあったが、後半でリカバリーもできた。完成形には程遠いが、今できる全力は出せた」と穏やかな表情で話した。

 演技構成点については「まだまだ伸びしろがある。現状はこれが実力」と納得はしていないが、「駿にも負けてられないので」と、同学年の佐藤駿への思いも口にした。

 また、3連覇について聞かれると「う~ん」と返答に困り、「悔しさ8割。素晴らしいパフォーマンスを皆様に見せたい意識があったので、3連覇の重圧は感じなかったが、何とか耐えたな」と悔しさを見せつつ、「もっと良いものをお見せできるように」とファンに向上を誓った。

 過去の失敗を踏まえ泰然自若を貫く。GP4戦目にして自身は初陣。第3戦スケートカナダでフリー世界最高得点を出したマリニン(米国)ら多くのライバルが既に熱戦を繰り広げているが「自分と比べることはしていない。自分は自分であるべき」と飄々と語る。

 去年は公式練習から他選手の動向を気にし「結果だったり完璧主義になりすぎてしまう部分があった。1つの細かいミスで落ち込んでいた。パーフォマンスも0か100だった」と自戒。好不調の波が多い要因となっていたが、今季は練習から「自分自身とうまく向き合えている」と語り、より自分の演技にできるようになった。

 GPシリーズ2戦は大技4回転フリップを封印し、サルコーとトーループ2種による完成度重視で挑んでいる。12月のファイナル(名古屋)進出の懸かる次戦は2週間後の第6戦フィンランディア杯(ヘルシンキ)。今大会を契機に、日本男子のエースがギアを上げていく。

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