【フィギュア】鍵山優真 SP首位発進も…スピン&ステップでもミス「やっちまった。笑えない」

[ 2025年11月8日 04:30 ]

フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯第1日 ( 2025年11月7日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

<フィギュアNHK杯第1日>男子SP、演技をする鍵山優真(撮影・小海途 良幹)
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 男子ショートプログラム(SP)は22年北京五輪銀メダルの鍵山優真(22=オリエンタルバイオ・中京大)が98・58点で首位発進した。スピン、ステップでミスが出て100点には届かなかったが、3連覇へ向けてトップで折り返した。ペアSPでは来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表有力候補の長岡柚奈(20)、森口澄士(23)組(木下アカデミー)が自己ベストの71・52点をマークし、3位と1・52点差に迫る4位につけた。

 自分でも信じられないスピンのミスに、どういう表情をすればいいか分からなかった。ぼう然としながら氷を降りると、父・正和コーチが苦笑いしていた。「初めて見た」とミスを指摘された鍵山は「やっちまったなと思った」と悔しがった。

 痛恨のミスは序盤の足替えキャメルスピン。回転に入る際にエッジが引っかかり、スタートポジションを取れず。中途半端なスピンとなり、規定を満たせなかった。スピン1つがまさかの0点。「スケートを始めて、初めてスピンで失敗した。絶対にやってはいけない、全く笑えないミス」。さらに後半のステップでも混乱し「重心が上に行きすぎた」とミスが出てレベル3の評価。最高難度の4を取りこぼした。「そこのミスで100点に届かなかった」と振り返った。

 それでも首位に立ったのは、世界の表彰台常連の意地でもある。4回転サルコー、4―3回転の連続トーループは出来栄え評価(GOE)で3点台を引き出す完璧な出来。「ジャンプは耐えた」と胸をなで下ろした。ミラノ・コルティナ五輪シーズンのGP初陣。裏を返せば伸びしろは十分で「まだ1戦目で良かった」とプラスに捉えた。

 冷や汗で幕を開けたGPシリーズ。8日のフリーでは、編曲を重ねたこだわりのオペラ曲「トゥーランドット」を舞う。「まず全てのエレメンツ(要素)をこなすこと。その上で全体的な完成度を上げたい。自分らしく伸び伸び滑りたい」。大会3連覇、そして五輪へ向け、早急に立て直す。

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