【世界陸上】やり投げ・長沼元「悔しい」 震災経験「生きるのがやっと」から臨み…

[ 2025年9月18日 06:00 ]

陸上 世界選手権東京大会第5日 男子やり投げ予選 ( 2025年9月17日    東京・国立競技場 )

<世界陸上東京・5日目>男子やり投げ予選、最後の投てきを終えた長沼(撮影・藤山 由理)
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 男子やり投げ予選が行われ、長沼元(27=スズキ)は74メートル70で予選敗退となった。

 1投目で74メートル70をマークしながら、2投目は失敗。記録を伸ばしたかった最後の3投目は72・43メートルにとどまり、自己ベスト(80メートル58)に遠く及ばなかった。

 「今シーズンは70メートル後半や80メートル付近で安定していたので、74メートルという結果で本当にめちゃくちゃ悔しい。たくさんの方々に応援されて、身震いするぐらいの声援をもらってありがたかった分、本当に悔しさが大きい」

 以前からやや腰に不安を抱えていた中、直前の練習で痛みが発生。痛み止めを服用し「体が壊れてもいい」と力を振り絞ったが、思うような結果はついてこなかった。

 岩手県の陸前高田市出身。中学1年の時に東日本大震災を経験した。

 「自分は陸前高田に生まれて、中学1年の時に被災をして、本当に生きるのがやっとの状態だったんですけど…。たくさんの方の支援があって生きてこられたし、陸上に出会えて、1日1日を大事に生きようと思って頑張ってきたので。佐々木朗希くんを始め、同じ地元なんですけど、そういう人たちに勇気をもらっていたので、今度は自分が与える側になろうと思って頑張ったんですけど…。世界陸上に出られたことは良かったけど、もっと結果を出したかった」

 4年前に左足首、2年前に右肘を手術するなど、ケガも乗り越えてたどり着いた大舞台。「次に出場したら、勝てるぐらいの実力をつけていきたい」。悔しさをバネにはい上がる。

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