【世界陸上】「マラソンやるなら!」近藤亮太が所属する三菱重工とは? 世界大会経験者を数多く輩出

[ 2025年9月15日 11:58 ]

陸上 世界選手権東京大会 第3日 ( 2025年9月15日    国立競技場発着42.195キロ )

<世界陸上3日目>男子マラソン、最後の力を振り絞るように力走する近藤(撮影・木村 揚輔)
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 男子マラソンは初出場の近藤亮太(25=三菱重工)が2時間10分53秒で日本勢トップの11位だった。ゴール後のインタビューで、近藤は「マラソンやるなら三菱重工!」とアピール。従来の実業団が名乗ってきた「陸上競技部」ではなく、マラソンに特化したチーム「三菱重工マラソン部」の世界大会での近年の実績を振り返る。

 近藤は1999年(平11)10月5日生まれ、長崎県出身の25歳。中高で目立った実績はなく、無名の存在だったが、順大3年時に地元長崎に拠点を置く三菱重工の合宿にアポなしで参加。その後の実績などを評価されて入社に至った。マラソンの自己ベストは2時間5分39秒(25年大阪マラソン)。

 三菱重工マラソン部は1982年に長崎で創部。全国で唯一のマラソン部として、世界トップレベルのマラソン選手の育成を行っている。スローガンは「長崎から世界へ」。地元・長崎をはじめ、九州出身選手の所属も多い。

 三菱重工のマラソンランナーで近藤の次に記憶に新しいのは、チームの主将・山下一貴(28)。23年の世界陸上ブタペスト大会では、両足ふくらはぎがけいれんするアクシデントに見舞われながら、2時間11分19秒をマーク。日本人トップの11位でゴールした。マラソンの自己ベストは2時間5分51秒(23年東京マラソン)。

 23年10月には、定方俊樹(33)が杭州アジア大会に日本代表として出場。2時間13分51秒で日本人勢トップの4位でゴールした。マラソンの自己ベストは2時間7分5秒(20年東京マラソン)。

 山下や定方の他にも、2018年のアジア大会男子マラソンで金メダルに輝いた井上大仁ら有力選手が数多く在籍。選手たちの共通点として挙げられるのが、箱根駅伝での悔しい結果だ。

 近藤は順大4年時に箱根駅伝に初出場。10区を走ったが、区間14位という結果だった。山下は駒大で2年から3年連続の2区を経験。区間成績は13位、9位、13位だった。定方は3年時に東洋大で「山の神」と言われた柏原竜二の後継として5区を走ったが、区間10位で首位から3位に転落した。

 無念の箱根駅伝を味わった先に、実業団や世界の大舞台で雪辱を果たした三菱重工マラソン部の選手たち。今後も同チームが輩出するマラソンランナーに期待がかかる。

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