【世界陸上】三浦龍司 メダル獲得ならず「勝ちたかった」一時は3位浮上もラスト失速8位

[ 2025年9月15日 22:04 ]

陸上 世界選手権東京大会第3日 男子3000メートル障害決勝 ( 2025年9月15日    東京・国立競技場 )

<世界陸上東京・3日目>男子3000メートル障害決勝、ゴール前の直線で選手と接触しバランスを崩す三浦(右)(撮影・藤山 由理)
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 男子3000メートル障害の決勝が行われ、日本記録を持つ三浦龍司(23=SUBARU)は8分35秒90で8位となり、メダル獲得はならなかった。

 レースはスローペースで展開。前半から前方が見える好位置をキープした。残り2周でのスパートにもついていき、上位で迎えた残り1周。最後の水濠付近では3番手に上がったものの、最後のハードルを越えたあとに、ゴール前で海外勢にかわされた。

 「勝ちたかった」と悔しさをにじませた三浦。「残り数十メートル、見えていたので届くかなと思ったけど、やっぱ思うようにはいかなかった」と肩を落とした。

 それでも、レース後は晴れやかな表情を見せたのは、国立の大歓声があったから。「観客の声が地響きのような鼓膜破れるんじゃないかというくらい、心の内側から震える歓声をいただいて」と興奮気味に振り返り、「メダル獲得していける自信はあったんですけど、本当に最後、皆さんの期待や応援に応えきることができなくて悔しい」と語った。

 「東京の世界陸上を経験することができて、この観客に囲まれて走ることができて幸せ」と笑い、「今までで一番最高です」と感謝の思いを口にした。

 確かな自信があった。7月のダイヤモンドリーグ・モナコ大会で自身の記録を大幅更新する日本記録8分3秒43を樹立。今季世界3位の好記録に「これまでで一番に良いレースだった。それを再現できるのが理想」と手応え。「今までで一番良い状態」と自覚。「残すところは今まで以上に世界のトップと勝負して、メダルを狙っていくこと。それを達成したい」と決意を語っていた。

 世界デビューとなった21年東京五輪は無観客開催だった。前回23年ブダペスト大会は6位入賞、パリ五輪では五輪2大会連続入賞となる8位。4年分の経験を積み、やっと自国で存在を示せる舞台がやってきた。「幸運な巡り合わせ。走りで成長を感じれる大会にしたい」。洛南高時代に始めた3000メートル障害、略して「サンショー」は日本で今だにマイナー種目の域を出ない。「僕はサンショーを突き詰めていきたい」。三浦の力強い走りには、第一人者の誇りがあった。

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