【世界陸上】近藤亮太が11位 2度目のマラソンで日本人トップ「マラソンやるなら三菱重工!」
陸上 世界選手権東京大会 第3日 ( 2025年9月15日 国立競技場発着42.195キロ )
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男子マラソンは初出場の近藤亮太(25=三菱重工)が2時間10分53秒で日本勢トップの11位だった。同じく初出場の小山直城(29=ホンダ)は2時間13分42秒で23位だった。吉田祐也(28=GMOインターネットグループ)は2時間16分58秒で34位だった。
前日に続き、酷暑を警戒したスローペースでスタート。15キロまで50人以上の先頭集団を形成し、レースを展開。25キロ手前で吉田、29キロで小山と次第に日本勢が遅れる中、近藤は先頭集団の中で淡々とペースを刻んだ。30キロ地点でペースが上がり、一度は先頭集団から遅れたが、粘りの走りで集団に復帰。39キロ地点では先頭から8秒差の10番手となり、最後は11位でゴールした。
レース後のインタビューでは「20キロぐらいからずっと足がきつくて、何回も離れそうになった時、耳が割れるような応援がずっと背中を押してくれて」と沿道の応援に感謝。「諦めそうになる時に、いろんな人の顔が浮かんで。1つでも前の順位へというところを徹底して、最後は自分に勝つということを自分に課して、ゴールを目指しました」。
前回大会を経験した先輩・山下一貴にマンツーマンで練習に付き合ってもらったことも明かし、「感謝の気持ちでいっぱいです。妻や家族をはじめとして、応援してくださった方々や、チームメイト、スタッフがいて。なんとしても結果を残さなきゃというところで、最後まで諦めずに走り抜きました」と振り返った。
今回が2度目のマラソン。「マラソン人生まだまだ始まったばかりだと思うので、さらに上を目指して、頑張っていきたいなと思います」と次を見据え、最後は「マラソンやるなら三菱重工!」と笑顔とパワーワードで締めくくった。
初めて42・195キロを走った今年2月の大阪マラソンで、日本男子歴代5位の2時間5分39秒で2位。初マラソン日本最高記録を叩き出し、世界選手権の参加標準記録(2時間6分30秒)も突破して代表切符をたぐり寄せた。
日本男子の超新星は「8位入賞」を目標に掲げつつも「プレッシャーは少ない。期待されていないというか“楽しんでくるといいよ”と声をかけてもらっている。楽しみたい」と無欲で臨んだ。
陸上を始めた中学時代から、マラソンには「謎の自信」があった。当時は中長距離が主戦だったが、800メートルや1500メートルで及ばない選手に対しても、3000メートルでは勝つことができた。「距離が延びれば強くなる。“絶対にマラソンまでやってやる”と。謎の自信があって、自分に対する期待だけでやってきた」。いつか挑戦しようと胸に秘めてきた。
7月25日から米ボルダーで約1カ月間の高地合宿に参加。帰国後は千歳に行き、暑熱対策としてヒートルームでも走り込んだ。「ほぼ100%の仕上がり」と話すように調整は順調で、所属する三菱重工の黒木純総監督から「いいじゃん」と言葉をかけられるほど。2年前の前回大会で11位となった先輩、山下一貴(三菱重工)からもアドバイスをもらって本番を迎えた。
◇近藤 亮太(こんどう・りょうた)1999年(平11)10月5日生まれ、長崎県出身の25歳。島原一中ー島原高ー順大。大学4年時には箱根駅伝に初出場し、10区で区間14位。中高で目立った実績はなかったが、順大3年時に地元長崎に拠点を置く三菱重工の合宿にアポなしで参加。その後の実績などを評価されて入社に至った。マラソンの自己ベストは2時間5分39秒(25年大阪マラソン)。
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