有森裕子氏 女子マラソン7位の小林はもったいない 序盤のハイペース改善すれば、まだ伸びしろある

[ 2025年9月15日 04:30 ]

陸上 世界選手権第2日 ( 2025年9月14日    東京・国立競技場 )

<世界陸上東京・2日目>女子マラソン、7位でゴールする小林(撮影・藤山 由理)
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 【有森裕子の目】7位の小林さんはよく頑張りました。とても立派でしたが、だからこそ同時に「もっと上に行けたのでは」と感じたのも事実です。

 真夏のレースは冬とは違い、とにかく前半にいかに体力を温存できるかが勝負です。そのセオリーからすると、スタート直後の1キロからいきなり5分近くも先頭を走る必要はなかったし、集団についたり離れたりして無駄な体力を消耗したのももったいなかった。

 集団から少し離れて走っていたのは、おそらく彼女のピッチ走法が大きなストライドの外国人選手に合わなくて走りづらかったからだと思いますが、同じピッチ走法の安藤さんはしっかり集団の中に入って消耗を抑えていました。前半にもう少し体力を温存していたら、後半にもう1つ、2つ順位を上げられていたかもしれません。

 実は私も34年前の世界陸上で東京を走った時、レース後に高校時代の恩師から「何をあっち行ったりこっち行ったりしてたんだ」と怒られた記憶があります。自分では気がつかないうちにやはり無駄に体力を消耗していたのですね。ですから、この辺はもう経験を積むしかない。小林さんも夏のレースがどういうものかいい経験になったでしょうから、ぜひ次はまた違ったプランを立てて臨んでほしいと思います。まだまだ伸びしろはあるはずです。 (五輪2大会連続メダリスト、日本陸連会長)

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