【世界陸上】「涼しいなと思った」銅メダルの勝木隼人 高温多湿を乗り越えた独自調整と家族の存在

[ 2025年9月13日 12:46 ]

陸上 世界選手権東京大会 男子35キロ競歩 ( 2025年9月13日    国立競技場発着 )

<世界陸上東京・初日>男子35km競歩、銅メダルに輝いた勝木(撮影・藤山 由理)
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 19年ドーハ大会以来3大会ぶり出場の勝木隼人(34=自衛隊体育学校)が2時間29分16秒で銅メダルを獲得した。川野将虎(26=旭化成)は18位、丸尾知司(33=愛知製鋼)は26位。日本勢が競歩でメダルを獲得するのは6大会連続となった。エバン・ダンフィー(34=カナダ)が2時間28分222秒で金メダルに輝いた。

 序盤から先頭でレースを引っ張った勝木。一度はメダル圏外へと順位を落としたが、粘りを発揮して3位でフィニッシュした。高温多湿の環境下に多くの選手が苦しむ中、日本勢最年長の34歳は「涼しいなとと思っていた」という。

 その理由は、暑熱対策として独自の調整をしてきたから。最近2年間は東京での世界陸上を見据えて、率先して暑い場所で練習を実施した。7月には菅平で2週間の菅平合宿を行ったが、以降は拠点とする陸上自衛隊の朝霞駐屯地でトレーニングを重ねてきた。

 「(今日は)涼しいなと思っていた。やってきた練習と違いすぎた。練習でも曇りはなく、日陰のない準備もしていた。今日は“35度を超えて欲しい”と思っていて、快晴を期待した。今回の湿度は正直、準備はしていなかったけど、いつも通りやってみたらいいんじゃないかと」

 高地や涼しい場所での練習を好む選手もいる中、勝木は関東で汗を流した。その環境を望んだのは、家族の存在も理由にある。

 「家族が近くにいて、2人の子供といるとコンディションがいい。上が男の子で来週に6歳。下が女の子で3歳。子供っていつもニコニコしているし、遊んでいても楽しいし、遊んでもらっているのかもしれないけど(笑い)。夜、寝る前に必ず“金メダルを獲ってね”と言ってくれる。たまに、ふざけて“銅メダルを獲ってね”とか(笑い)。日常生活が楽しくてリラックスできている」

 自己流の調整法でメダルを手にした勝木。「優勝したかったけど、最低限、メダルを獲ることができた。少しでも日本チームの追い風になったら」と笑みを浮かべた。

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