【服部道子氏がスイング解析】山下美夢有 変わらないリズムとテンポ クラブでボールつかむ感覚

[ 2025年8月8日 04:47 ]

山下美夢有のスイング
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 女子ゴルフの北海道meijiカップは8日から3日間、北海道・札幌国際CC島松Cで開催される。前週AIG全英女子オープンで米ツアー初優勝、日本女子6人目のメジャー初制覇を果たした山下美夢有(24=花王)が今季日本ツアー初参戦。妹・蘭さん(17)をキャディーに起用し、日米両ツアーをまたぐ2週連続優勝を目指す。また凱旋試合に臨む山下のスイングを、パリ五輪日本代表女子コーチの服部道子氏(56)が解析した。

 どんなに難しい状況でも、短い距離でも、長いクラブを持っても、スイングのリズム、テンポが変わらないのが山下選手の最大の強みです。

 アドレスは目標に対してスクエア。背筋から首まで真っすぐに伸び、このラインを軸に前傾の角度を変えずに回転しています。

 1メートル50と小柄なためスイングプレーンはフラットですが、米ツアーに本格参戦した今季は変化がありました。米国のコースは洋芝で球が沈むので、アイアンショットはダウンブロー気味に上から打ち込む必要があります。その対策としてアイアンをソールの厚いモデルから薄いモデルに変更。スイングも昨季までより縦振りになり、フィニッシュもやや高くなっています。

 スイング中は力みがありません。トップから下半身リードでクラブを下ろし、徐々に加速させてフォロースルーまで振り抜きます。インパクト以降はクラブでボールをつかむような感覚で打っています。だから縦距離、左右のブレが少なくピンポイントで狙えるのです。持ち球は中弾道の(左に曲がる)ドロー系ですが、スピンが少ないので風の影響を受けにくい。それが風の強いリンクスで勝てた要因の一つかもしれません。

 山下選手は体幹が強く、傾斜や難しいライでもバランスが崩れない。どんなコースでも戦えるスイングです。今後は北米、アジアの試合が続きますが、この大きな勝利を自信に2勝目、3勝目が十分期待できると思います。(パリ五輪日本代表女子コーチ)

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