【陸上日本選手権】桐生祥秀が涙 5年ぶり3度目V「久々に勝てたのはうれしい」波乱の100メートル制す

[ 2025年7月5日 18:32 ]

陸上・日本選手権兼世界選手権東京大会代表選考会第2日 ( 2025年7月5日    東京・国立競技場 )

<陸上日本選手権2日目>男子100メートル決勝で優勝し、感極まる桐生(撮影・木村 揚輔)
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 男子100メートル決勝が行われ、日本人初の9秒台スプリンターの桐生祥秀(29=日本生命)が10秒23で制し、20年以来5年ぶり3度目の頂点に立った。

 最高のスタートを切った桐生。中盤は横一線の展開となったが、最後は一人するする抜け出してフィニッシュ。電光掲示板で優勝を確認すると、雄叫びを上げて喜びを爆発させた。

 しかし、直後のインタビューでは一転、涙を浮かべて語り出した。コーチや周囲への支えを口にしつつ、「桐生祥秀が優勝するのを待っていたという言葉があったので、本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。「タイムはあれですけど、久々に勝てたのはうれしいですし、まだ世界陸上のタイムを切っていないので、本当に今日だけ喜んで明日から練習したいと思います」と続けた。

 5年ぶりに見る優勝の景色。「自分勝手かもしれないですけど、会場が自分のために喜んでくれてると感じたので…」と語ると、感極まり「すみません」と言葉に詰まった。カメラに背を向けて、顔を覆った。会場からはたくさんの拍手が送られた。

 400メートルリレー代表として決勝まで進んだパリ五輪から1年が経過。今季は「自己ベストと9秒台を狙っていく。まずは自分自身に勝つ」と目標を決め、5月の織田記念で10秒15を出していた。

 予選は10秒23(向かい風1・5メートル)、準決勝は10秒21(向かい風0・1メートル)をマークし、順当に決勝進出を決めていた。

 日本記録保持者の山縣亮太(セイコー)が準決勝敗退、股関節上部の骨挫傷で強行出場したサニブラウン・ハキーム(東レ)が予選敗退、柳田大輝(東洋大)が不正スタートで予選失格で不在の中、ベテランが意地を見せた。

 ▽男子100メートル世界選手権への道 最大3枠。参加標準記録10秒00を突破した上で日本選手権3位以内で内定。参加標準突破者は9秒96を出したサニブラウンのみ。参加標準記録の有効期限は8月24日。また、8月27日時点の世界ランキングで参加資格を取得できる。現時点で出場圏内にいるのは17位のサニブラウン、30位の柳田。

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