実業団“挑発”の青学大・原監督 完敗認めつつも1年生好走で箱根に「往路要員としてめどがついた」

[ 2025年3月17日 04:20 ]

ACNエキスポ駅伝 ( 2025年3月16日    大阪・万博記念公園~関西万博会場の7区間54・5キロ )

<大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025>表彰式に出席した青学大・原監督 (撮影・岸 良祐)
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 実業団VS大学生による日本一決定戦として初開催され、今年の箱根駅伝王者の青学大は2時間35分58秒で7位に沈んだ。大学勢でも4位で、実業団を挑発し続けた原晋監督(58)が発令した「わんぱく大作戦」は不発に終わった。実業団の名門・トヨタ自動車が1区からトップに立ち、2時間32分48秒で完全優勝。原監督は今後も実業団との真剣勝負の継続を熱望した。

 これが実業団の壁なのか――。優勝を狙った青学大は7位。実業団との直接対決は不本意な結果に終わった。原監督は優勝したトヨタ自動車について「外国人も使うし、(ハーフマラソン日本記録保持者の)太田君もいる。これは視聴率が下がるぞ、そんな区間配置だぞ、というふうに思いながら見てました」と恨み節を出しつつ「トヨタさんは強かったですね」と完敗を認めた。

 指揮官が発令した「わんぱく大作戦」の評価は「50%」。2区・小河原(1年)で2位まで浮上したが、その後は後退。4位から7位まで下げた4区・安島(1年)を引き合いに出し「もうちょっと思い切った冒険をしてほしかった。リミッターを切る走りが特長の子なので、わんぱく的な失敗を恐れず攻めのレースをしてほしかった」と悔しがった。今大会は1年4人を配置。好走した小河原、3区・飯田(1年)には「合格点。箱根駅伝でも往路要員として戦えるめどがついた」と収穫も得た。

 実業団VS大学生という画期的な試みだが、次回以降の開催は未定。指揮官は「一回だけで終わるんじゃなく、やっぱり継続。どんな形でも実業団と大学の対決を日本長距離界の柱、文化にしてほしい」と強調。指導現場では競技人口の減少を肌で感じ、競技普及への危機感もあり「大谷翔平がベースボールでNo・1。国内の身体能力が高いアスリートが陸上をやったらケニア、エチオピアに勝てる可能性はある」と話した。過激な実業団批判で注目を集めたが、それも大会を通じて競技普及を願ってのことだった。  (大和 弘明)

 ▽大阪・関西万博 大阪市此花区の夢洲で開催される国際博覧会で、期間は4月13日から10月13日の184日間。1970年にアジアで初めて大阪万博が行われ、日本で開催されるのは05年の愛・地球博以来、20年ぶり。地球規模の課題に取り組むために世界各地から英知が集まる場で、今回のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。公式キャラクターは「ミャクミャク」。

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