【玉ノ井親方 視点】調子上げてきた尊富士 後半戦も目が離せない存在

[ 2025年3月17日 19:44 ]

<大相撲春場所所9日目>尊富士(左)は寄り切りで錦木を破る (撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 優勝を争う顔ぶれがだんだん絞られてきた。2敗までの4力士の中で賜杯を抱いた経験があるのは2人。その一人、尊富士が5日目から5連勝と調子を上げてきた。

 持ち味は馬力とスピード。分厚い上半身に比べ、ふくらはぎが細く見えるが、その分、瞬発力がある。腰の重い錦木との一番も素早く左を差して前に出た。立ち合いの形も良い。差し手の方から半身になって出ていくのではなく、常に正面から当たっているので相手に圧力が伝わりやすい。

 ただ、148キロと体重は重い方ではないので消極的になって引くと一気に持っていかれる。序盤もそれで連敗。ただ、その後は前に出る相撲を徹底し、白星につなげている。

 足首や胸のケガからの復活途上で、まだ以前のような電車道で勝負を決められる強さは完全には戻っていないが、後半戦も目が離せない存在だ。(元大関・栃東)
 

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2025年3月17日のニュース