高安 約2年半ぶり金星!豊昇龍戦は10勝2敗 「やり残したことがある」夢の初Vへ1敗キープ

[ 2025年3月17日 04:25 ]

大相撲春場所8日目 ( 2025年3月16日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所所8日目>豊昇龍(左下)を押し倒しで破り1敗を守った高安 (撮影・奥 調)
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 平幕・高安が豊昇龍を押し倒し、22年秋場所の照ノ富士戦以来、約2年半ぶり6個目の金星を挙げた。豊昇龍戦は1不戦敗を挟んで6連勝。相性の良さを際立たせた。豊昇龍は3敗へ後退し、2個目の金星を配給。1敗のトップは大の里と高安、美ノ海。1差で尊富士、玉鷲、明生が追う。

 拍手と歓声を背に、高安が西の花道を引き揚げた。先月28日に誕生日を迎えた35歳は「相撲界に入って20年ですけど、20年後も相撲をやっているとは思わなかった」と苦笑いを浮かべながらも、22年秋場所以来、2年半ぶりの金星に「横綱に勝つのはうれしい。達成感があります」と興奮を隠さなかった。

 相性の良さを見せつけた。新横綱には一昨年夏場所での不戦敗を挟んで6連勝。通算ではこれで10勝2敗だ。「(会場は)いい雰囲気でした。盛り上がってもらえて気持ちよかった」。17年名古屋場所で大関昇進、15場所務めた後の関脇陥落――。昨年秋場所では東前頭15枚目まで番付を落とした。浮沈を繰り返した相撲人生。それでも「今が一番楽しい」と言う。

 それには訳がある。「上位でいい相撲を取れているのが感慨深い。やり残したことがいっぱいあるんで」。当面の目標は三役復帰だが、その先には過去2度、決定戦まで進みながらつかみ損ねた夢の初Vがある。

 支度部屋で締め込みなどを保管する明け荷には、まわしから垂らすひも状の飾り「さがり」を巻いておく厚紙があり、17年九州場所の番付を貼ってある。当時27歳の大関3場所目、8勝してカド番を脱したが、右足を痛めて13日目から無念の休場となった。甘美な記憶、悔恨を日々思い返し、まずは4場所連続の勝ち越しを目指す。 (筒崎 嘉一)

【豊昇龍 前半で屈辱3敗】
 豊昇龍は5日目の千代翔馬戦に続く2度目の金星配給となった。高安に立ち合いから上体を起こされ左下手を許し、振りほどいた後にいなされた。右腕を手繰って残そうとしたが最後は土俵下まで押し倒された。新横綱の前半での3敗は、87年九州場所の大乃国以来38年ぶりの屈辱。今場所は黒星を喫しても取材対応していたが、この日は支度部屋で「今日はいいです」とだけ話し、取材に応じず悔しそうな表情を浮かべながら引き揚げた。

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