幕下4枚目の安青錦が5勝目!新十両昇進確実に ウクライナ出身2人目、安治川部屋から初の関取誕生へ

[ 2024年9月18日 20:39 ]

大相撲秋場所11日目 ( 2024年9月18日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所11日目>千代丸(手前)を寄り切りで破った安青錦(撮影・松永 柊斗)
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 ウクライナ出身の西幕下4枚目・安青錦(20=安治川部屋)が幕内経験者の千代丸(33=九重部屋)を破って5勝目を挙げた。

 低い立ち合いから頭をつけたまま浅く二本差し、左へ左へ回り込む相手を追い詰めていって寄り切り。「師匠に“思い切り当たっていけ”と言われたとおりできてよかった」。前に攻め続ける納得の内容だった。新十両昇進へ大きく前進する貴重な白星。この時点では確定ではなかったため「まだ場所は終わっていないので次の一番に集中して自分の相撲を取りたい」と気を引き締めていた。

 このあと西十両12枚目の木竜皇(21=立浪部屋)が9敗目を喫したため、計算上では十両から陥落する成績の力士が朝乃山、妙義龍、千代栄と合わせて4人に。西幕下4枚目で既に5勝を挙げている安青錦の新十両昇進が確定的となった。

 2022年春、母国がロシアによる軍事侵攻を受けて安全に生活できる環境を失い、日本に住む友人を頼って避難生活。同年末に安治川部屋への入門が決まり、昨年秋場所で初土俵を踏んだ。所要7場所で新十両昇進となれば、年6場所制となった1958年以降5位タイのスピード記録。ウクライナ出身では獅司(27=雷部屋)に続いて2人目、元関脇・安美錦が興した安治川部屋からは初めての関取誕生となりそうだ。

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