大関獲りの大栄翔が勝ち越し「こういう相撲で勝つのも大事」土俵際の突き落としにも好感触

[ 2023年7月18日 20:51 ]

大相撲名古屋場所10日目 ( 2023年7月18日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

<名古屋場所10日目>のど輪で平戸海(左)を攻める大栄翔 (撮影・成瀬 徹)
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 大関獲りに挑む関脇・大栄翔(29=追手風部屋)が平戸海(23=境川部屋)を下して8勝目を挙げ、勝ち越しを決めた。

 回転の良い突っ張りで土俵際まで攻め込むと平戸海に左前ミツを引かれて中に入られたが、左へ左へ回り込んで突き落とし。辛勝にも見えたが「突いて攻めてよかった。あそこで落ち着けていたのでしっかり反応できた」と慌てることなく冷静に対処していた。

 今場所ここまで勝った8番のうち、突き押しで決めきれなかったのはこの日が初めて。「こういう相撲で勝ち星につなげられるのも大事なのかな」と、得意技以外でも勝てる動きの良さに手応えを得た。

 大関昇進ノルマの11勝へ、まずは第一関門の勝ち越しをクリア。「勝ち越しただけで満足したらダメなのであと5日を頑張りたい」と、目指すところは変わらない。あす11日目は新大関・霧島(27=陸奥部屋)との対戦が組まれたが「誰が相手でもしっかり集中して頑張りたい」と力を込めた。

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