東京五輪パラSD・小谷実可子氏、最初の仕事は「トイレ掃除」だった…FIFAからクレーム受けていた

小谷実可子氏
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　1988年のソウル五輪シンクロナイズドスイミング（現アーティスティックスイミング）で銅メダルを獲得し、「世界水泳福岡2023」の同種目の解説を務める小谷実可子氏（56）が、18日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」（月～金曜後1・00）に出演。東京五輪の思い出を振り返り、今だから話せる“秘話”を明かした。

　21年に開催された東京オリンピック・パラリンピックで、競技大会組織委員会のスポーツディレクターを務めた小谷氏。スポーツ庁長官に就任する室伏広治氏の後任として、「延期が決まった最後の1年だけやらせていただいた」と説明した。

　SDの仕事について、「各競技場を回って、オリンピックやパラリンピックの競技がスムーズに行われるための裏方の仕事」と紹介。その上で「実は、大会が始まったときの最初の仕事は、トイレ掃除でした」と明かした。

　小谷氏は、この出来事について「サッカーの選手たちが事前練習をする場所のトイレが汚くて…“うちの大事な選手たちを、こんなところで練習させられない”っていうクレームが、FIFA国際サッカー連盟から入った」と回顧。この意見を受けすぐに現地へ駆けつけたところ、「確かにトイレがあんまりキレイじゃなかった」という。

　だが、「でも組織なので、そのトイレをキレイにするために組織の担当部署に言って、そこからこの会場の担当の人に言って、そこから清掃業者に言って…というと時間がかかってしまう。そんなことをしている間に選手たちが来ちゃう…というので、じゃあ自分たちでキレイにしちゃおうと思いました」と経緯を明かし、「近くの大型スーパーに行ってモップとかを買って、自分たちでトイレ掃除をやりました」と当時を振り返った。