東京五輪銅メダルの芳田司「1試合1試合を大切に」柔道全日本選抜体重別選手権へ意気込み

全日本選抜体重別選手権を控え、オンライン会見に臨んだ芳田司」
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　柔道の全日本選抜体重別選手権はあす4月1日、福岡国際センターで開幕する。31日にはオンラインで前日会見が行われ、女子57キロ級に出場する東京五輪銅メダルの芳田司（コマツ）は「目の前のことを一生懸命やれば、選考にもつながると思う」と思いを語った。

　長年にわたり階級別日本一決定戦に位置づけられていた今大会だが、近年は五輪や世界選手権の代表が早期内定する選考スケジュールが確立し、今年も5月の世界選手権（ドーハ）代表は全14階級で不在。実質的に来年のパリ五輪代表入りを懸けたラストチャンスの一戦と目されている。

　現在、2年連続世界代表の舟久保遥香（三井住友海上）を追い掛ける立場の芳田にとっても、今大会は正念場の一戦。結果と内容で健在ぶりをアピールし、ライバルに食らい付きたいところ。それでも「選考という部分もあると思うが、考えすぎると良くない。出る大会、1試合1試合を大切にしていきたい」と足元を見つめて闘う姿勢を示した。