新潟県高校駅伝の“誤誘導”から5カ月 ようやく高体連が中越高に謝罪 同校は「受け入れる」

[ 2023年3月31日 16:49 ]

中越高のホームページ

 新潟県の中越高は3月31日、昨年10月28日の全国高校駅伝新潟県予選での先導の“誤誘導”などについて、今月27日に新潟県高体連の陸上専門部委員長、副委員長から謝罪があったことを同校ホームページで報告した。

 昨年10月の全国高校駅伝の新潟県予選では3区で先導の自転車に誤誘導があり、先頭を走っていた同校の選手の走行距離が約200メートル増えた。その結果、優勝した十日町高に逆転を許し、12秒差の2位で全国大会への出場を逃していた。中越高はレース翌日に大会運営の委員長に口頭で抗議。新潟県高体連側は運営ミスを認めなかった。その後に大会側の説明と、学校側の調査結果の相違点を指摘し、県高体連の見解を求めたが、互いの主張は平行線をたどり、同校は昨年12月27日に抗議終了と発表していた。

 同校はこの日、「令和4年度新潟県高等学校駅伝競走大会兼全国高等学校駅伝競走大会新潟県予選会(男子)に関しての抗議につきまして(ご報告)」と題し、「口頭での説明および謝罪でしたが、第3区先導員が正規コースを外れ、それに伴い、本校の第3区走者は先導員の動きによってコースを間違えた可能性があることを認め、その原因として運営総務の競技運営ならびに審判業務に関して周知や連絡、確認の徹底が十分でなかったこと、また、各係に対して、打ち合わせの徹底および運営側の意向を十分に伝達できなかったことを挙げ、その後に本校陸上競技部顧問および陸上競技部の関係者にご心配や多数の懸念を生じさせたことに対して、謝罪がありました」と説明。この件で高体連からの謝罪は初めてという。

 その上で「本校といたしましては、この説明と謝罪が新潟県高等学校体育連盟および新潟県高体連陸上競技専門部としての説明と謝罪であることを確認し、受け入れることをお伝えしました」と結んでいる。

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2023年3月31日のニュース