国枝慎吾氏　デ杯添田監督からの“コーチ”オファーに前向き「自分の考え方はどんな競技でも生かせる」

国枝慎吾氏
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　車いすテニス男子の第一人者で1月に引退した国枝慎吾氏（38＝ユニクロ）が28日、WOWOWで放送される「国枝慎吾引退スペシャル　～俺は最強だ！～」（3月5日午後9時～）の収録に臨んだ。男子国別対抗戦デビス杯で日本代表を指揮する添田豪監督（38）がVTR出演。「練習に対する姿勢は世界チャンピオン。彼の力を借りたいと思っているのが正直なところです。今後、何か選手に対してアドバイスしてほしいですし、僕にもアドバイスをほしい」と“臨時コーチ”のオファーを出した。

　国枝氏は「お手伝いさせていただける場所があるのであれば喜んでやりたい。テニス界の恩返しを含めてやれるところはやりたい」と前向きで「メンタル面で自分の考え方はどんな競技でも生かせると思うので、その辺は伝えられる」と説明。技術面については「テクニック的なところは実際に中に入ってみないと分からない。フェデラー、ナダル、ジョコビッチらの試合は常に見ていて、自分なりの分析はしてているが、それで貢献できるかどうかは未知なところ」と語った。

　4大大会で歴代最多50回の優勝（シングルス28回、ダブルス22回）を誇り、パラリンピックでは4個の金メダルを獲得。最強アスリートの知識や理論、経験が車いすの枠を超えた日本スポーツ界の財産になることに疑いの余地はない。