男子バスケW杯の参加全32チームが確定 最後の枠に入ったのはセルビア

[ 2023年2月28日 08:54 ]

ナゲッツのセンター、ニコラ・ヨキッチ(AP)
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 男子バスケットボールのW杯出場権をかけた欧州予選最終日に世界ランク6位のセルビアが最後の枠に滑り込んだ。27日にベオグラードで行われた英国戦に101―83で勝って欧州最後の12枠目が確定。2021年11月に始まっていた世界各地の予選はこれで終了し、日本、フィリピン、インドネシアの3カ国開催となるW杯に出場する全32チームが決まった。

 セルビアにはNBAで過去2シーズン連続でMVPに選出され、今季は24・8得点、11・7リバウンド、10・0アシストをマークしているナゲッツのセンター、ニコラ・ヨキッチ(28)が控えており、本大会に参加するかどうかが注目されるところ。欧州から出場する12チームのうち、前回優勝のスペインを含め7チームが世界ランクのトップ10に入っている。世界ランクの上位11チーム中、出場を逃したのは前回準優勝で世界ランク4位のアルゼンチンのみ。初出場はアフリカの南スーダン、カーボベルデ共和国、欧州のラトビア、ジョージアの4カ国となった。

 4チームずつ8組に分かれて行われるグループリーグ(1次予選)は8月25日にスタートするが、その組み分け抽選は4月29日にフィリピンのマニラで実施。2次リーグは8月31日から9月4日まで行われ、9月10日の決勝戦を含む決勝トーナメントはフィリピンでの開催となる。

 なおW杯本大会で欧州と米大陸の上位2チーム、アフリカ、アジア、オセアニアの最上位チームには2024年パリ五輪への出場権が与えられる。
 
 <W杯出場国と世界ランク>
 ▼欧州枠(12チーム)
スペイン(1)
フランス(5)
セルビア(6)
スロベニア(7)
リトアニア(8)
ギリシャ(9)
イタリア(10)
ドイツ(11)
モンテネグロ(18)
フィンランド(24)
*ラトビア(29)
*ジョージア(32)
 ▼米大陸枠(7チーム)
米国(2)
ブラジル(13)
カナダ(15)
ベネスエラ(17)
プエルトリコ(21)
ドミニカ共和国(25)
メキシコ(31)
 ▼アフリカ枠(5チーム)
アンゴラ(41)
コートジボーワル(43)
エジプト(55)
*南スーダン(63)
*カーボベルデ共和国(66)
 ▼アジア枠(6チーム)
オーストラリア(3)
イラン(20)
中国(27)
ニュージーランド(26)
ヨルダン(34)
レバノン(42)
 ▼開催枠(2チーム)
日本(38)
フィリピン(40)
 *は初出場、カッコ内の数字は世界ランク

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