ジャパンエレベーターサービス4.1柔道部設立 井上康生氏がGM、監督は兄・智和氏

[ 2023年2月28日 05:04 ]

実業団の柔道新チーム設立の記者会見でポーズをとる(左から)井上康生GM、井上智和監督ら
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 エレベーターの保守管理を手がけるジャパンエレベーターサービスは27日、東京都内で会見を開き、4月1日付で柔道部を設立し、ゼネラルマネジャー(GM)に男子日本代表前監督の井上康生氏、監督に同氏の兄・智和氏が就任すると発表した。会見に臨んだ康生氏は「選手が自己実現できるようにサポートしたい」と抱負。98年選抜体重別選手権優勝などの実績があり、警視庁で長年コーチを務めてきた智和氏は「新しい風を起こし、柔道界のさらなる発展に努めたい」と話した。

 部には今年5月の世界選手権男子90キロ級代表の村尾三四郎(東海大)ら5人が入部予定。当面は道場を持たず、選手はそれぞれの母校を中心に活動する。来年に控えるパリ五輪にいきなり代表選手を送り込む可能性があり、智和氏は「かなりのプレッシャー。村尾の入社を聞いて体重が5キロ減った」とジョークも。すかさず康生氏が「5キロは盛っていると思う」と突っ込むなど、あうんの呼吸を見せた井上兄弟が柔道界に新風を吹き込む。

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