日野の不祥事 リーグ主催者も「遺憾」来季の3部降格は不可避か

[ 2023年2月3日 20:45 ]

オンラインで会見したリーグワンの東海林一専務理事

 ラグビーリーグワンの東海林一専務理事は3日、リーグ2部の日野が週刊誌報道を受けて4日の試合中止と無期限の活動停止を決めたことについてオンラインで緊急会見を行い、「今回の事案について、ファン、関係者の皆様に心よりお詫びを申し上げる。発生事案そのもの、報告が非常に遅れが生じたのは、リーグとして遺憾」などと述べた。

 今回の試合中止と活動停止は日野の自主的な判断で、リーグ側には3日になって通達があったという。前日2日にはあす4日に予定されていた江東戦(東京・AGFフィールド)の登録メンバーが発表されており、急きょ中止となったことについても「遺憾。その上で無期限活動停止というチームの判断なので、受け止めている」と説明した。

 リーグによる処罰については今後、インテグリティ委員会で日本ラグビー協会の規律委員会に上申するかどうかを判断し、上申された場合は同協会が「倫理及び処分規定」に基づいて審議する。処罰は戒告、無期の出場停止、登録資格剥奪など8段階あり、最悪の場合は永久にリーグに参加できなくなる可能性がある。

 日野は第4節終了時で1勝3敗、勝ち点7で6チーム中4位。無期限の活動停止により最終順位が下位となることが決定的で、5月に行われる3部との入れ替え戦行きや、活動を再開できなかった場合の3部降格が確実な情勢となった。

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2023年2月3日のニュース