リーグワン神戸、逆輸入の21歳CTB浜野隼大が初出場初先発「いつか日本代表の13番に」

ボールを手に相模原戦へと意気込む浜野
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　ラグビー・リーグワンの神戸は、5日に第7節相模原戦（ギオンス）に臨む。3日にメンバーが発表され、CTB浜野隼大（21）が公式戦初出場初先発する見込み。この日に神戸市内で行われた練習では、チームメートと連係を確認しながら精力的に汗を流した。

　「緊張はすると思うけど、チャンスをもらったので。自分の強みを生かせるようにしたい」

　兵庫県三田市出身で、中学2年の夏休みにニュージーランドへと短期でラグビー留学。その環境が好きになり、中学3年から高校3年までの4年間をニュージーランドを過ごしてロトルアボーイズ高などでキャリアを重ねた。ラグビーだけでなく、当初は「イエスかノーぐらいしか言えなかった」という英会話も上達した。

　卒業のタイミングで自身のプレーを収めた映像を神戸に送り、練習参加などを経て20年に加入。21年と22年に右膝半月板を2度も手術するなど苦しんできたが、今季は開幕前からアピールを続けてきた。ニュージーランド代表CTBラウマペら負傷者が出る中、チャンスが巡ってきた。

　「これからも試合に出続けられるようにしたいし、チームの優勝に貢献したい。いつか日本代表の13番になれるようにしたい」
　チームは現在、3連敗中。スピードを持ち味とする逆輸入の21歳が苦境を救う。