米 露の五輪復帰を条件付きで支持「安全でフェアなプレーが確保された場合のみ」

[ 2023年2月3日 04:30 ]

 米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)のジーン・サイクス会長は、国際オリンピック委員会(IOC)がウクライナへの侵攻で国際大会から除外されたロシアとベラルーシの両国選手の復帰を「中立」の立場などの条件付きで検討していることに、国旗、国歌の使用などを禁じる処分は堅持すべきだとした上で、参加の道を探ることを支持した。AP通信が1日、報じた。

 今年1月1日付で就任した同会長は、IOCがロシア勢の参加検討を表明した後に選手らに宛てた書簡に「全米の多くの選手らから聞いた結果、世界最高の選手と競いたいとの願望があることは分かった。ただし、それは安全でフェアなプレーが確保された場合のみだ」と記した。

 《世界陸連「除外のまま」》世界陸連は1日、IOCがロシアとベラルーシの選手の復帰を検討していることを受け、共同通信の取材に対して「(現時点では)両国の選手は大会から除外されているままだ」などとするコメントを出した。世界陸連は組織的なドーピング問題で、ロシアに資格停止処分を科している。来月の理事会で処分の解除を決めた場合、次にウクライナ侵攻によるロシアとベラルーシの選手の排除について考えていくという。

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2023年2月3日のニュース