ロコ・ソラーレ、決勝T進出　ステラとの“姉妹対決”制す　藤沢「ラストエンドで形つくれた」

カーリング日本選手権第6日 （ 2023年2月3日    北海道北見市アドヴィックス常呂カーリングホール ）

ロコ・ソラーレ（右から吉田知那美、藤沢五月、吉田夕梨花、鈴木夕湖）
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　1次リーグが行われ、女子の北京五輪銀メダルで2連覇を目指すロコ・ソラーレはLS（ロコ・ステラ）北見との“姉妹対決”を9―7で下し、6勝1敗として4日以降の決勝トーナメントに進出した。LS北見は2勝5敗。

　ロコ・ソラーレは、創設者でもある“マリリン”こと本橋麻里率いる妹分の若手チームと一進一退の攻防だった。7―7で迎えた最終の第10エンドでスキップ藤沢のショットがさえ、2点スチール。藤沢は「ステラも凄く良い形をつくってきた。お互い良い展開で、ラストエンドでうまく形をつくれた。どちらにも転がる試合で良い試合ができた。最後まで分からない見応えある試合だった」と振り返った。

　ロコ・ソラーレは午後6時から始まるフィロシーク青森との対戦を前に決勝トーナメント進出が決定。藤沢は「私たちは（優勝チームが出場する）世界選手権はなぜか縁が少ないチーム。出たいけど、この瞬間の一投に集中するのが一番。良いショットができれば世界選手権につながる。いったん世界選手権は置いといて、試合を楽しみつつやりたい」と話した。

　LS北見の本橋は「勝ちきることをさせてくれない強さがあった。北見としては胸を貸してくれてありがとうと言いたい。粘り強さはお姉ちゃんたちを見ていて受け継ぎたい」と若手の成長材料と捉え、「世界選手権に出場して世界1位を狙ってほしい、私も信じている」とエールを送った。