リーグワン花園 臨時コーチ招へいで今季初勝利へ 野中主将「本当に素晴らしいコーチ」 

[ 2023年2月3日 17:23 ]

練習で指導する(左から)ニック・スタイルズ、ポム・シモナ(撮影・山手 あかり)
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 ラグビーリーグワンの花園(旧近鉄)は3日、第7節・静岡戦(5日、花園)に向け、東大阪市内で調整を行った。

 開幕から6連敗中のチームに“頼もしい助っ人”がやって来た。スーパーラグビーに参加するメルボルン・レベルズから、ニック・スタイルズとポム・シモナが臨時コーチとしてチームに合流。水間良武ヘッドコーチは「パートナーシップがあるので、GMの方からアイデアいただいて“じゃあお願いします”ということで来てもらいました」と経緯を説明した。期間は次節の静岡戦までだという。

 この日も、臨時コーチ2人は最後まで練習を見守り、窮地に立たされているチームを救うべく、厳しくも愛のある指導を行った。スタイルズは、連敗が続く要因はディフェンスにあると分析。「アタックでプレッシャーをかけられていないことで、ディフェンスもプレッシャーを食らっている。プレーを渡しすぎている。75%くらいディフェンスばっかりしていると、いくらディフェンスが良くても相手にはスコアを与えるチャンスを与えていることになる」と話した。

 スタイルズは、過去に花園でコーチを務めていたこともあり、選手からの信頼は厚い。主将のフランカー野中翔平は「正しいことは正しいと言ってくれる。間違ってる時は120%くらいで怒られる。言語も違うのに、こんなに影響を与えられるコーチがいるんだ。本当に素晴らしいコーチだと思います」と絶賛。頼もしい助っ人のおかげで、チームは良い方向に向かいつつある。だからこそ、今季初勝利への思いは必然的に強くなる。野中は「週末には帰ってしまうので、ニックにも勝利を届けたい」と力を込めた。

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2023年2月3日のニュース