藤波朱理が105連勝で3連覇王手 五輪女王との決勝対決は実現せず レスリング全日本選手権

[ 2022年12月24日 14:32 ]

レスリング全日本選手権第3日 ( 2022年12月24日    東京・駒沢体育館 )

<レスリング全日本選手権 3日目>女子53キロ級準々決勝、マットに向かう藤波。右は父の俊一コーチ(撮影・木村 揚輔)
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 女子53キロ級で21年世界女王の藤波朱理(日体大)が初戦の準々決勝から2連勝を飾り、あす25日の決勝進出を決めた。藤波はこの日の2勝で中学時代から続く公式戦での連勝を105に伸ばした。

 藤波は準々決勝で原田渚(兵庫・芦屋学園高)に10―0のテクニカルフォールで勝利。準決勝では大野真子(日体大)を、開始たった28秒でテクニカルフォールで下し、105連勝とした。

 今年9月の世界選手権代表にも選ばれていた藤波だが、左足リスフラン靱帯(じんたい)損傷のために欠場。その後のU―23世界選手権も欠場し、今大会が8月の全日本学生選手権以来の実戦だったが、ブランクを感じさせない強さを発揮。「明日につながる試合ができた。自分のレスリングをして決勝も勝ちたい」と話した。

 同級には東京五輪金メダリストで今年の世界選手権の55キロ級を制した志土地(旧姓・向田)真優(ジェイテクト)も出場したが、準決勝で17、18年世界女王の奥野春菜(自衛隊)に敗戦。藤波は奥野と大会3連覇を争うことになった。

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2022年12月24日のニュース