早明戦2Tで“MVP”の明大CTB齊藤 値千金のインターセプト「パスが来ると思ったら来た」

[ 2022年12月4日 18:43 ]

関東大学ラグビー対抗戦グループA   明大 35―21 早大 ( 2022年12月4日    国立競技場 )

<対抗戦 早大・明大>前半、明大・齊藤が先制トライを決める(撮影・沢田 明徳)
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 関東大学ラグビー対抗戦グループ伝統の一戦、第98回早明戦は明大が35―21(前半21―14)で早大を破り、6勝1敗の勝ち点28で2位を確保した。早大は5勝2敗の勝ち点23で3位。明大CTB齊藤誉哉(4年)が2トライをマークしてプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

 齊藤は前半2分、敵陣左ラインアウト起点の右展開でボールを受け、右中間へ先制トライ。21―0から7点差に詰め寄られた後半3分には、自陣で相手パスをインターセプトして約55メートルを独走。ポスト下へトライを決めて早大を28―14と突き放した。ハーフタイムには「落ち込んでいる選手はいなかったが、チームの雰囲気が悪かったので“接点でも負けてない。もう1回自分たちのラグビーをしよう”と声をかけた」そうで、早大に傾いた流れを止めた値千金のインターセプトトライを「外側からかぶるディフェンスは夏ぐらいからやっていた。(パスが)来るかなと思ったら来たのでよかった」と顔をほころばせた。

 前戦(11月20日)は優勝した帝京大に13―29で完敗。「フィジカルで負けたわけではなかったので、チームをもう1回立て直そう、フィジカルバトルをしてバックスで勝負しようと」2週間練習をしてきたという。4季ぶりの優勝を目指す全国大学選手権は準々決勝(25日、秩父宮)からの登場で早大―東洋大(リーグ戦グループ3位)の勝者と対戦するが、「たぶんもう1回早大とやると思う。今日はチームも自分も納得していないし、去年(21~22年シーズン)も早大に(対抗戦と選手権で)2連勝できていない。(シーズンに2連勝できない)ジンクスがあるみたいだけど。気にしないでやりたい」と話した。

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2022年12月4日のニュース