阿部詩が優勝 来年の世界選手権代表に内定第1号 柔道GS東京大会

[ 2022年12月4日 19:45 ]

柔道グランドスラム東京大会最終日 ( 2022年12月4日    東京体育館 )

<柔道女子52kg級決勝 阿部・志々目>優勝し笑顔でスタンドに手を振る阿部詩 (撮影・白鳥 佳樹)
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 女子52キロ級で東京五輪金メダルの阿部詩(日体大)が4試合を勝ち抜き、4年ぶり(18年は大阪開催)の優勝を果たした。10月の世界選手権を制している阿部はこの結果、全日本柔道連盟の内規により、来年5月の世界選手権(ドーハ)代表に内定した。この後に行われる強化委員会の承認を経て、正式に決定する。

 昨夏の東京五輪では男子66キロ級の兄・一二三(パーク24)と兄妹同日金メダル獲得の快挙を成し遂げた阿部は、五輪後に両肩を相次いで手術。復帰戦となった今年4月の全日本選抜体重別選手権は準決勝を棄権したものの世界選手権代表に選出されると、本番では19年以来3度目の優勝を飾っていた。

 兄妹そろっての2連覇を目指すパリ五輪まで、あと1年7カ月。他の追従を許さない快進撃で、夢の実現へと一歩前進した。

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