サンズが22点差を大逆転 昨季のPOで敗れたマーベリクスに雪辱 マジックの新人バンケロは27得点

[ 2022年10月20日 14:40 ]

残り9・7秒、決勝のジャンプシュートを決めたサンズのリー。
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 開幕2日目を迎えたNBAは19日、各地で12試合を行い、2シーズンぶりのファイナル進出を目指すサンズは地元フェニックス(アリゾナ州)で、昨季の西地区準決勝で3勝4敗と敗れたマーベリクスを107―105(前半45―62)で下して白星発進。第3Q1分51秒で22点差、第4Q3分29秒でも13点差を追う展開だったが、第3Qを31―19、第4Qを31―24として試合をひっくり返した。

 デビン・ブッカー(25)が41分出場してチーム最多の28得点と9アシストをマーク。ウォリアーズから移籍してきたデイミオン・リー(29)はベンチから出て20分で11得点を稼ぎ、105―105で迎えた第4Qの残り9・7秒、右サイドから体勢を崩しながらもジャンプシュートを決めてチームの勝利に貢献した。

 マーベリクスのルカ・ドンチッチ(23)は37分で35得点、9リバウンド、6アシストをマーク。しかし3点シュートの成功は10本中2本にとどまり、残り1・2秒に逆転を狙って放った1本もリングに嫌われた。

 ドラフト全体トップでマジックに指名されたデューク大出身のパオロ・バンケロ(19=208センチ)は敵地デトロイト(ミシガン州)で行われたピストンズとの開幕戦でNBAデビュー。35分の出場でフィールドゴール(FG)を18本中11本(3点シュートの試投はなし)成功させて27得点と9リバウンド、5アシストをマークしたが、チームは109―113(前半55―57)で敗れた。

 ただしドラフト全体トップ指名の選手がデビュー戦で25得点+5リバウンド+5アシスト以上をクリアしたのは、1969年のカリーム・アブドゥルジャバー(バックス=当時の名前はルー・アルシンダー)と2003年のレブロン・ジェームズ(当時キャバリアーズ)に次いで史上3人目(1969年以降)。敗れたもののトップ指名選手の底力を見せたデビュー戦となった。

 なおアブドゥルジャバーはピストンズとのデビュー戦に48分フル出場して29得点、12リバウンド、6アシスト。ジェームズはキングスとのデビュー戦に42分出場して25得点、6リバウンド、9アシストを記録している。

 <19日の結果>
*ピストンズ113―マジック
ウィザーズ114―107*ペイサーズ
*ホークス117―107ロケッツ
ペリカンズ130―108*ネッツ
ブルズ116―108*ヒート
*ラプターズ108―105キャバリアーズ
*グリズリーズ115―112(延長)ニックス
*ティンバーウルブス115―108サンダー
ホーネッツ129―102*スパーズ
*ジャズ123―102ナゲッツ
*サンズ107―105マーベリクス
トレイルブレイザーズ115―108*キングス
 *はホームチーム

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